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KDDI、第1四半期決算を発表――ツーカー3社を10月に吸収合併


2005年7月25日
KDDI代表取締役社長の小野寺 正氏
KDDI代表取締役社長の小野寺 正氏

KDDI(株)は25日、2005年度の第1四半期決算(2005年4月〜6月)発表会を開催し、(株)ツーカーセルラー東京、(株)ツーカーセルラー東海、(株)ツーカーホン関西を10月1日に合併することを、財務/業績の概況とあわせて発表した。ツーカー3社はいずれもKDDIの100%子会社で、合併はこの日開催された取締役会において決議された。合併はKDDIを存続会社とする吸収合併方式で、ツーカー3社は解散となる。

KDDI代表取締役社長の小野寺 正氏は合併の目的について、携帯電話市場において来年以降に予定されている番号ポータビリティーの導入や新規事業者の参入で競争が激化することが予想されていることに言及。その上で、

  1. 競合する他グループにツーカーユーザーが乗り換えることを回避
  2. 販売組織や拠点などの統合によるシナジー効果の発生
  3. ツーカー契約者に対して、auの第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X”“CDMA 1X WIN”を活用し、全国地域での安定したサービスが提供できる(※1)

といったことが期待できるとした。今後のツーカーブランドの扱いについては、「基本線として、PDCはツーカーブランドのまま営業していくということは、はっきりしている」とし、最終的なブランド統合については「ツーカー(の関係者)を含めて検討」と述べた。またツーカーの契約者がauの携帯電話機に機種変更できるような具体的施策については「そう遠くない時期に検討することになるだろう」とした。詳細は未定。

※1 ツーカーのPDCサービスは、東名阪地域以外ではボーダフォン(株)のローミングの提供を受けている。KDDIは、ボーダフォンがPDCサービスを将来的に廃止する予定と聞いているという

第1四半期決算(連結)は、営業収益が7143億円(前年同期比0.8%減)、営業利益が878億円(同1.9%減)の、減収減益となった。経常利益は880億円(同0.9%増)。KDDIは昨年秋に米カーライル・グループおよび京セラ(株)にPHS事業を譲渡しているが、前年同期からPHS事業を除外した連結損益と比較をすれば、営業収益は前年同期比で5.7%増、営業利益は同じく1.2%増となるという。



連結業績
KDDIの連結業績

事業別に営業収益をみると、6月に累計契約数が2000万を突破したau事業は5395億円(同10.2%増)、固定通信事業はIP電話サービス“KDDIメタルプラス”の拡販活動などが影響し1449億円(同1.3%減)、ツーカー事業は512億円(同15.8%減)となった。

au事業の概況
au事業の概況
固定通信事業の概況
固定通信事業の概況
ツーカー事業の概況
ツーカー事業の概況

好調なau事業は、社団法人電気通信事業者協会(TCA)が発表する携帯電話契約数のレポートの中で、全事業者合計の累計契約数におけるシェアが22.8%(6月末)であるのに対し、全事業者合計の純増数におけるシェアが53.8%(同)と大きく上回っている。またその一方で、解約率が1.26%と前年同期比で0.14ポイント改善し、過去最低水準を記録した。ARPU(1ユーザー当たりの平均収入)は7050円で、前年同期と比べると210円減(2.9%減)で、その内訳をみるとデータ通信は1810円と前年同期比で5.2%増加しているのに対し、音声が5240円と5.4%減少している。一方固定通信事業は、KDDIメタルプラスの販売エリア拡大の遅れが影響し、6月末現在で開通しているのは40万8000回線と、契約数の進捗は通期の目標(220万回線)に対して若干下回る状況だという。

au事業の純増と解約率
au事業の純増と解約率
au事業のARPUの推移
au事業のARPUの推移

なお、ツーカー3社はKDDIの100%連結子会社であるため、2005年通期の連結業績見通しに与える影響はない。KDDIは通期の営業収益を2兆9760億円、経常利益を2870億円、当期純利益を1870億円と見込んでいる。

(編集部 伊藤咲子)


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