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ライブドア、新代表取締役に熊谷史人氏が就任――執行役員社長には弥生の平松庚三氏

2006年01月24日 22時43分更新

文● 編集部 広田稔

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(株)ライブドアは23日、堀江貴文社長を含む取締役3名と従業員1名が証券取引法違反の容疑で逮捕されたことを受け、今後の新体制を発表した。

熊谷史人氏 平松庚三氏
新代表取締役の熊谷史人氏執行役員社長の平松庚三氏

新代表取締役には、元取締役の熊谷史人(くまがい ふみと)氏が、執行役員社長には、元執行役員上級副社長の平松庚三(ひらまつ こうぞう)氏が就任。組織の改変も行ない、新たに経営委員会を設ける。今後は、業務を平松氏と経営委員会が、経営の監査を熊谷氏が所属する内部監査室が担当するという。

平松氏は、1946年1月生まれで現在60歳。AOLジャパン(株)や弥生(株)の社長を務めた経歴を持つ。2004年12月に弥生がライブドアに買収された後、2005年3月より弥生の社長とライブドアの執行役員上級副社長を兼任。一方、熊谷氏は1977年11月生まれの28歳で、未来証券(株)を経て、2001年にライブドアに入社、2004年12月に取締役に就任している。

今回の会見の意図について熊谷氏は、「市場の皆さま、株主の皆さま、広告主の皆さまにご迷惑をおかけして申し訳なかったということを伝えたかった」とし、今後の目標については平松氏が、「現状認識と問題把握、具体的な戦略やプランについてはこれから決めたい。コンプライアンスやコーポレートガバナンスを遵守したうえで、成長を目指したい」とコメントした。

なお、旧取締役の宮川亮治氏は、24日付けで取締役を辞任。堀江氏については、取締役に対する辞任届を受理していないため、引き続き取締役の地位に就く。同社では、現在、堀江氏とは弁護士を通して話しており、代表取締役と執行役員社長の交代に関しての了承はとれているが、進退に関しては意思が確認できてないとしている。

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