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センティリアム、ADSLの下りを50Mbpsに高速化する“eXtremeDSLMAX”技術を発表――距離も7kmまで延長可能

2003年03月24日 22時44分更新

文● 編集部

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センティリアムジャパン(株)は24日、米センティリアム・コミュニケーションズ(Centillium Communications))社の同日付けの発表として、ADSLのデータ転送速度を下り50Mbps/上り3Mbpsに高速化する“eXtremeDSLMAX”技術を発表した。

“eXtremeDSLMAX”は、既存のADSLと互換性を持ち、ADSLの最新規格“G.992.3”や“G.992.5”などのADSL2/ADSL2plusをサポートする半導体(シリコン)設計と、混合信号処理設計、ソフトウェアアルゴリズムをベースとしたもの。既存のADSLサービスに影響を与えずに、使用周波数帯の上限を3.75MHzに拡大して下りの伝送速度を12Mbpsから50Mbpsに高速化する“eXtremeDSLMAX Quad-Spectrum(MAX-QS)”、上限を2.2MHzに拡大して24Mbps以上に高速化する“eXtremeDSLMAX Double-Spectrum(MAX-DS)”、上りの伝送速度を最大3Mbpsに高速化する“eXtremeDSLMAX Extended-Upstream(MAX-US)”、サービスエリアを2万2000フィート(約7km)まで拡大できる“eXtremeDSLMAX Long-Reach(MAX-LR)”、従来の最大15bitからADSL DMTトーンごとに15bit以上のローディングを可能にする“eXtremeDSLMAX High Bit-Loading(MAX-HBL)”などの機能で構成されるという。

同社では、“eXtremeDSLMAX”技術を搭載した次世代ADSLチップセットに組み込むとしている。

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