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NTTとNTT-X、検索ポータルサイト“goo”で3Dウェブ検索サービスの共同実験

2003年10月07日 00時00分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)と(株)エヌ・ティ・ティ エックスは7日、NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発したネット空間クルージング技術“InfoLead”を利用した、総覧型3Dウェブ検索サービスの共同実験を、NTT-Xが運営するポータルサイト“goo”上で同日付けで開始すると発表した。実験期間は2004年3月末日まで。

画面イメージ
総覧型3Dウェブ検索サービスの画面イメージ

同実験では、キーワード検索の結果を50ページ以上(最大300ページ)、同時に3次元空間上に配置して表示できる専用端末ソフトを利用する。マウス操作により、3次元空間内での視点を自由にコントロールできるのが特徴。各ページは、ウェブページごとの特質や相互関係などを分析した結果を基に配置される。たとえば、電子商取引サイトでは、数10種類以上の商品情報を一度に表示し、気になる商品をクリックすれば、拡大表示されるようにできる。また、XYZ軸に意味を持たせれば、さまざまな視点で比較評価するといった用途に利用できるとしており、ウェブサイトの監視やアクセス状況分析などに応用できるという。専用端末ソフトの対応OSはWindows 2000/XPで、Internet Explorer 6以上が必要。対応機種はPentium III-500MHz以上を搭載したPC/AT互換機。8MbpsのADSL以上のインターネット接続環境が必要。

共同実験の全体構成
共同実験の全体構成

共同実験では、NTTが、10万人規模のユーザーを対象とした実商用環境における、システムの応答性能や安定性、ユーザーアクセスのトラフィックモデル、3Dユーザーインターフェースの操作性(ユーザビリティー)などの検証を行ない、NTT-Xが、実験後の商用サービスの導入の検討に向けて、“goo”におけるサービス効果の検証などに取り組む。

“InfoLead”の概要
ネット空間クルージング技術“InfoLead”の概要

両社は、実験の開始に合わせ、NTT研究所が開発した新技術を利用して先進的なインターネットサービスの可能性を提示する目的の実験サイト“gooラボ”を開設する。今回の共同実験は“gooラボ”の第1弾の実験になるという。共同実験による検証ののち、2004年度からNTTグループのポータルサイト上で正式サービス化を図る予定としている。

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