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アッカ・ネットワークス、顧客情報の流出が33万9177名に

2004年08月26日 18時46分更新

文● 編集部

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(株)アッカ・ネットワークスは26日、3月25日に発表した201名ぶんの顧客情報の流出について、これまでに全体で33万9177名ぶんの社外への流出が確認されたと発表した。

同社では、警察が入手した33万9177名ぶんの個人情報の照会を受け、内容を分析した結果、すべてが同社の顧客情報と合致することを確認したという。個人情報に含まれているのは、氏名/郵便番号/住所/電話番号/申込時連絡用メールアドレスで、3月に発表した201名ぶんの顧客に共通した特徴があることから、同一の情報であると考えているとしているが、情報の入手元については把握できていないという。

同社では33万9177名の顧客に対して、提携ISPと連携して対応するとしており、流出が確認された顧客情報に該当するかどうか確認するための仕組みをホームページで提供する。

同社では、3月に流出が確認されて以降、“お客様情報データベース”へのアクセス制限や取り出し制限を強化したほか、情報セキュリティー教育を本格的に開始し、2ヵ月半にわたる情報セキュリティー監査も実施したという。

提携ISP各社の対応

今回の発表を受けた提携ISPの対応は各社異なる。

ニフティ(株)(@nifty)は、迷惑メール受信被害を軽減するための“迷惑メールフォルダー”の設定方法や、メールアドレスの無料変更の方法を案内するとともに、専用の問い合わせ電話番号(TEL.0120-190-256)を設置するほか、対応や対策に関する情報を掲載する特設ページを開設する。

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)(OCN)は、アッカ・ネットワークスからの情報をもとに、可能な限り該当する顧客に対して個別に連絡し、メールアドレスの変更などの対応を行なうとしている。

日本電気(株)(BIGLOBE)は、該当する顧客に対して確認でき次第、今後の対策を連絡するとしており、BIGLOBEメールアドレスの無償変更、無料迷惑メール対策サービス、情報が流出したことで今後想定されるリスクへの対応策の3つを紹介する予定としている。

ソニーコミュニケーションネットワーク(株)(So-net)は、アッカ・ネットワークスから顧客と思われるデータを入手しており、現在照合中で、詳細が分かり次第、ホームページで事実を発表し、該当する顧客には電子メール、郵便で連絡するとしている。

パナソニック ネットワークサービシズ(株)(hi-ho)は、“まとめてADSL-Aコース”の該当する顧客には直接電子メールで連絡し、状況と今後の対応などについて説明するとしている。

(株)ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)では、該当する顧客がいないことが確認されたと発表している。

フリービット(株)(FreeBit)は、情報流出の対象となる顧客について確認作業を行なっており、判明し次第、アッカ・ネットワークスとフリービットの提携会社と相談のうえ、早急に謝罪と状況説明などの対応を取るとしている。

KDDI(株)(DION)は、後日アッカ・ネットワークスが別途詳しい連絡を行なうとしている

(株)朝日ネット(ASAHIネット)は、アッカ・ネットワークスの“お客様問い合わせ窓口“(TEL.0120-140-107)を問い合わせ先としており、該当する顧客に対して、なんらかの対応を取るとしているが、詳細については事実関係の調査/確認のうえ、随時ホームページ上などで報告するとしている。

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