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ソフトバンクBB、公衆無線LANなどモバイルでデータ通信サービスを統合した“おでかけアクセス”を10月に提供開始

2005年08月29日 19時40分更新

文● 編集部 小林久

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ソフトバンクBB(株)は29日、公衆無線LANやPHSデータ通信サービスなどを提供する新インターネット接続サービス“おでかけアクセス”を10月3日に開始すると発表した。接続料金は“公衆無線LAN”が月額304円(Yahoo! BBの無線LANパック利用者は無料)。PHSや“au”の3Gデータ通信カードを利用した“モバイル接続”が月額210円。このほか海外ローミングサービスも提供する。

新サービスのロゴ
BBモバイルポイントのロゴマーク、このマークのついている場所で公衆無線LANサービスが利用できるようになるという

同社のISP事業“Yahoo! BB”では、これまで公衆無線LANサービス“Yahoo! BBモバイル”を試験運用の形で無償提供してきたが、7月1日に「同サービスの提供は10月2日で終了し、新サービスに移行する」という発表を行なっている(関連記事)。従来Yahoo! BBモバイルで使用していたアクセスポイントは日本テレコム(株)に移管し、日本テレコムが運営する“モバイルポイント”と統合した形で“BBモバイルポイント”に名称を変更。おでかけアクセスではこのBBモバイルポイントをアクセスポイントとして使用する。アクセスポイントの設置数は、マクドナルドなどの飲食店、JR構内や周辺施設など約820ヵ所となる。

なお、BBモバイルポイントは、プロバイダー各社やシステムインテグレーター向けのホールセールサービスとしても提供される予定。日本テレコムでは、プロバイダ各社のユーザーが対応サービスに加入するきっかけとなるよう、一定時間無料で体験利用できる“仮ID/PWサービス”の提供も予定しているという(詳細は未定)。

“モバイル接続”サービスはウィルコム(株)の“AIR-EDGE”(PIAFS通信)、(株)KDDIの“Packet-One”“Packet-Win”(パケット通信)に対応。

“海外ローミング”サービスは、海外出張などの際に他社の運営するアクセスポイントや無線LANアクセスポイントを経由してインターネットに接続できるサービスで、アイパス ジャパン(株)(iPass)との提携で世界156ヵ国、約3万7000ヵ所のアクセスポイントを利用することが可能だという。接続料金は“ダイヤルアップ接続”が毎分21円(+通話料)、通話料を含んだ“トールフリー接続”が毎分42円。無線LANと有線LAN経由では毎分42円となる。



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