(株)ジュピターテレコムは14日、ケーブルテレビのHFC(光同軸ハイブリッド)ネットワークを利用した100Mbpsを超える高速インターネット接続サービスを、一戸建て/小規模集合住宅向けに提供するための実験を3月下旬に開始すると発表した。
実験には、ケーブルモデムの標準規格“DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specification)”の最新版“DOCSIS 3.0”で採用予定の“チャンネル・ボンディング機能”(DOCSIS信号を複数束ねて高速化)を実装したセンター設備(CMTS:Cabel Modem Termination System)とケーブルモデムを利用して行なう。実験は、100%子会社のアットネットホーム(株)と、関連子会社の関西マルチメディアサービス(株)のケーブルISP2社と共同で実施し、超高速インターネットサービスならではの付加サービスについても検証するとしている。
同社では、夏から秋にかけて、“J:COM”サービスエリアの一地域でフィールドトライアルを行なったのち、結果と市場動向を基に商用化を検討する予定としている。