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シラトリ、プライスダウン方式のスポーツ用品オークションサイトを発表

2000年06月12日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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静岡県・神奈川県を中心にスポーツ・レジャー用品店12店舗を営む(株)シラトリは12日、中古・新品のスポーツ用品オークションサイト“スポーツバザール”を15日に開設すると発表した。

シラトリ代表取締役の白鳥浩二氏 シラトリ代表取締役の白鳥浩二氏



“スポーツバザール”のオークションは、商品の代金が一定のサイクルで5パーセントずつ下がるプライスダウンシステムを採用するのが特徴。売り手側は出品登録時に、推定定価(当時買った値段)と商品の痛み具合をもとに、“初回価格”を設定する。ここで決めた初回価格から、10日ごと推定価格の5%ずつ下がるというシステムになっている。

出品/入札に参加するには、住所/氏名/年齢/性別/電話番号の事前登録が必要となる。登録料は無料。入札を行なう際に、登録時に発行された会員IDと商品に対するコメントを入札フォームから送る。

“スポーツバザール”のもう1つの特徴が、売り手側が誰に商品を売るか、買い手を選べるという点。同社は売り手側に、入札情報として、入札者の年齢/性別/地域といったプロフィールや、商品に対するコメントを通知する。この情報を元に、売り手側は誰に商品を販売するか、決めることができる。同社は、“スポーツバザール”の入札システムを“リバースオークションシステム”という名前で、国内および米国で特許出願中という。

スポーツバザールのトップページ(現在試験運用中。オープンは15日)
スポーツバザールのトップページ(現在試験運用中。オープンは15日)



販売契約の成立後、代金の受け渡しに際しては、同社が仲介に入る。(1)同社はまず、買い手側にセブン-イレブンなど大手コンビニエンスストアで使用できる“払込取扱表”を送り、いったん代金を預かる。(2)代金が振り込まれると、同社は売り手側にそのむね通知する。(3)売り手側は、同社が予め送付したはく離タイプの“未開封証明シール”を、商品の“剥がさないと使用できない位置”に貼った上で、買い手側に宅急便などで送る。(4)買い手側は商品の状態をチェックした後、買い手側から商品を受け取ったという通知を同社に送る。(5)同社は、売り手側に代金を振り込む――。“未開封証明シール”をはがしていない場合に限り、クーリングオフ制度も設ける予定だという。

“スポーツバザール”ではそのほか、毎日5パーセントずつ価格が下がる“激安スポーツグッズコーナー”や、通信販売サービスコーナーを設ける。通販では、コラーゲンやプロテインといったサプリメント、インラインスケートなど人気スポーツ用品やそのパーツなどを扱う。この場合も、代金はコンビニ支払いのみ。

サービス開始の15日には、オークションコーナーで500点、通販コーナーで400点の商品を揃える見込みという。1日300人の会員登録、2000年度内(2000年6月~2001年5月)に約1万アイテムの出品数を揃えることを目指す。

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