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アイ・エスクロウ・ジャパン、エスクロウサービスを開始

2000年11月06日 18時37分更新

文● 編集部

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トランス・コスモス(株)は6日、米アイ・エスクロウ社、(株)住友銀行らと“アイ・エスクロウ・ジャパン株式会社”を9月29日に設立したと発表した。

アイ・エスクロウ・ジャパンは、日本における本格的なエスクロウサービスの提供を目指して設立された合弁会社。資本金は2億6000万円で、出資比率はアイ・エスクロウが50%、トランス・コスモスが15%、住友銀行が5%、そのほか30%となっている。アイ・エスクロウがサービス実施などに対する実績・ノウハウを提供、トランス・コスモスがシステムの構築やカスタマーサポートなどを引き受け、住友銀行が口座管理ならびに資金決済のサービスを行なう。

同社は、オークションサイトの“楽天”や“イーベイジャパン”、“Bidders”に対し、インターネット取引における決済の仲立ちを行なう“エスクロウサービス”の提供を11月1日に開始した。また、ニフティ(株)の“@nifty”のネット商店街でのサービス提供も予定している。

エスクロウサービスは、インターネット上での売り手と買い手の間に立ち、商品の受領、資金決済などの取引を安全かつ円滑に進めるためのサービス。売り手は、アイ・エスクロウ・ジャパンから、買い手より入金があった旨の通知を受け、商品を発送する。買い手は、商品が到着し中身を確認してから、アイ・エスクロウ・ジャパンにその旨を連絡する。確認後、売り手に料金が支払われる。これにより、代金の不払いや商品の未着、中身の相違などのトラブルを防ぎ、安全にインターネット取引を行なうことができるとしている。

トランス・コスモスでは、アイ・エスクロウ・ジャパンのノウハウをトランス・コスモスの電子決済サービスにおけるソリューションの1つとして提供し、企業顧客のインターネットビジネス推進の支援を目指すとしている。

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