エイネット(株)は、Voice over IP(VoIP)技術によるWebを介した音声通話が可能なソフト「FreshVoice」の無償配布を本日より開始する。
FreshVoiceのメイン画面。通話先の相手にURLを送る「URL誘導」をしているところ。 |
フレッシュボイスは、基本となるインターネット電話機能のほかに、通話相手のブラウザにURLを送信して閲覧画面を誘導する「URL誘導」や、通話中のユーザークライアント同士で文字で会話する「チャット」、通話相手とホワイトボードを共有できる「電子チョーク」などの機能を持つ。
さらに、JPG、BMP、GIF形式の画像データを相手の画面に送り込む「プッシュ」や相手のデスクトップ画面をキャプチャしてJPEG形式で取り込む「キャプチャ」、相手のパソコンを遠隔操作する「二人羽織」といった機能まで搭載する。
これらの機能は同社が提供するECショップ「フレッシュギフト」で活用されており、ユーザーはFreshVoiceのクライアントをインストールすることで、注文から商品の詳細に至るまでの質疑応答を音声によって行なうことが可能だ。ECショップ以外にも、保険・金曜サイト、英会話など幅広い活用が考えられる。
FreshVoiceポータルサイト。ここでFreshVoiceの使用者同士が、興味のあるジャンルを選んで会話を始めることができる。 |
FreshVoiceを使用するには、ソフトを起動すると自動接続されるポータルサイトで、ニックネーム、パスワード、メールアドレスなどを入力し、自分専用の電話番号の代わりとなる7桁の“呼び出し番号”を入手後、ポータルサイトで個人情報を登録を行なう。あとは、FreshVoiceポータルサイトで、話し相手の呼び出し番号を入力して「コール」ボタンをクリックすれば音声通話ができるという手順になる。話し相手の“呼び出し番号”を知らない場合は、ポータルサイトに表示されているカテゴリの中から興味あるジャンルを選び、会話したい相手を探すことも可能だ。
対応OSはWindows 95/98/Me/2000/XP。なお、本ソフトは同社のポータルサイト(http://210.155.112.124/)からダウンロードできるほか、月刊アスキー12月号のCD-ROMにも収録されている。