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ディズニーのブロードバンドコンテンツサービス“DisneyBB on フレッツ”がスタート

2003年07月16日 04時37分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)は15日、東日本電信電話(株)および西日本電信電話(株)が提供する“フレッツ”(Bフレッツ/フレッツ・ADSL)のユーザーを対象としたブロードバンドコンテンツサービス“DisneyBB on フレッツ”を22日に開始すると発表した。

登壇者とミッキーミニー
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで行なわれた“DisneyBB on フレッツ”の発表会には、ミッキーとミニーも応援に駆けつけた

“DisneyBB on フレッツ”は、ディズニーのさまざまなエンターテインメントコンテンツを提供するフレッツユーザー向けサービス。同社は、1:ブロードバンドの高速性により良質なディズニーのエンターテインメントをクオリティーの高い映像や音楽で提供、2:いつでも何度でも使える“フレッツ”でディズニーの楽しい世界を身近に、3:ユーザーの多様な好みに合わせたコンテンツでパーソナライゼーションを可能に、4:安心して利用できるコンテンツを保護者管理ツールやセキュリティーの整備された安全な環境で提供、5:小さな子供でも容易に利用できるユーザー本位の操作性、といった目標を立てサービスを展開するとしている。

“DisneyBB on フレッツ”では、家族で楽しめるよう最大8つまでのユーザーアカウントの設定が可能なほか、ユーザーレベルも“親向け”“子供向け”“未就学児向け”の3段階が用意されている。また、保護者管理ツールも備えている。Windows環境にのみ対応しており、ブラウザーはInternet Explorer 5以上が必要。

“DisneyBB on フレッツ”で提供されるコンテンツには、無料コンテンツと有料コンテンツがある。無料コンテンツは、“あそぶ”、“まなぶ”、“みる”、“きく”という4カテゴリーに分類されており、“あそぶ”では子供から大人まで楽しめるさまざまなゲームを提供する。“まなぶ”ではディズニーのキャラクターと一緒に歌や絵本、お絵描きなどを楽しみながらいろいろなアクティビティーを体験できるようになっている。“みる”ではディズニーの短編アニメーションや最新映画の予告編/インタビュー映像、最新DVD/ビデオの特典映像などを観賞できる。“きく”ではディズニーレコード・レーベルからセレクトしたCDタイトルをストリーミング配信するほか、最新ミュージッククリップなども提供する。いずれのカテゴリーも内容は毎月更新されるという。

メインメニュー画面
“DisneyBB on フレッツ”のメインメニュー画面。無料コンテンツは“あそぶ”“まなぶ”“みる”“きく”の4カテゴリーに分類される (C)Disney

有料コンテンツは、“ディズニーワンダーランド(Disney Wonderland)”、“トゥーンタウン・オンライン(TOONTOWN ONLINE)”(仮称)、“ディズニー・オン・クラシック(Disney on CLASSIC~a Magical Night~)”の3種類が発表された。

“ディズニーワンダーランド”は、3歳から6歳の子供をメインターゲットとしたエンターテインメントコンテンツサービス。ユーザーは3Dのファンタジー空間の中でキャラクターに扮し、ディズニーのキャラクターたちと一緒にさまざまなものを見たり聞いたりしながら冒険を楽しめる。遊びながら学べる絵本/英語/算数(数遊び)/リトミック/ミニゲームといったコンテンツが用意されており、これらのコンテンツは“DWカード”として提供される。

また、親向けの会員専用ホームページでは、子供がディズニーワンダーランドで遊んだ時間などを確認できる“冒険の記録”や、子供が遊んだコンテンツ(DWカード)について回数や得点などをレポートする“ワンダーレポート”、子供に遊ばせたいコンテンツ(DWカード)をリクエストできる“ワンダーリクエスト”が用意されている。

“ディズニーワンダーランド”を利用するには、専用ソフトを収録したCD-ROMやマニュアル、USB接続の専用コントローラーなどをセットにした“スターターキット”を購入する必要がある。スターターキットは、ディズニーワンダーランド公式サイトディズニー公式サイト、もしくはNTT東日本/NTT西日本の電話番号“116”を通じて購入申し込みをすることが可能で、価格は9800円。対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XPで、ブラウザーはInternet Explorer 6以上が必要。また、“ディズニーワンダーランド”自体の利用料金は月額1200円となっている。サービス開始日は22日。

ディズニーワンダーランド
有料コンテンツ“ディズニーワンダーランド”の入口となる“ハローワンダー”の画面。お姉さんが手にしているのがUSB接続の専用コントローラー (C)Disney
スターターキット
“ディズニーワンダーランド”を利用するために必要な“スターターキット”のパッケージ (C)Disney

“トゥーンタウン・オンライン”は、小中学生をメインターゲットとした多人数同時参加型オンラインゲーム。ユーザーは、ディズニーキャラクターたちが暮らす“トゥーンタウン”の住人の1人となり、ネットワーク上で悪役キャラクターをクリームパイで倒したり、専用通貨(ゼリービーン)で買い物をしたりしながら冒険やイベントを楽しめる。利用料金は未定。サービス開始時期は2004年1月の予定。

“ディズニー・オン・クラシック”は、2004年2月に東京と大阪で行なわれるオーケストラによるディズニーのクラシックコンサートをストリーミングライブ中継するもの。利用料金は未定。

なお同社は、このほかにもさまざまなコンテンツを順次提供するとしている。

15日に行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の星野康二氏は、「ブロードバンドビジネスの発展のためには優良なコンテンツと快適なブロードバンド環境が不可欠だが、このような組み合わせを初めて実現したのがDisneyBBだ。高品質なブロードバンド回線があってこそインターネット上で魔法の世界を実現できる。新しいインターネットの世界で安心できる良質なコンテンツを経験してもらえれば」と挨拶。

星野社長
ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長の星野康二氏

また、ウォルト・ディズニー・インターネット・グループのエグゼクティブバイスプレジデントであるMark Handler(マーク・ハンドラー)氏は、「ディズニーにとってブロードバンドは新しい媒体。ブロードバンドは単なる高速インターネットではなく、ダイナミックなコンテンツを提供できるプラットフォームだ。われわれの持つ大きなライブラリー資産を紹介できる。ブロードバンドにより、インターネットの魅力を活用しながら他の媒体と違った形でユーザーと交流を深めることが可能となる」としている。

Mark Handler氏
ウォルト・ディズニー・インターネット・グループのエグゼクティブバイスプレジデントであるMark Handler氏

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