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RSAセキュリティ、ワンタイムパスワードを利用したWindowsログオン認証システム『RSA SecurID for Microsoft Windows』を発表

2004年05月27日 21時08分更新

文● 編集部

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RSAセキュリティ(株)は27日、Windowsのログオン時に“RSA SecurID”のワンタイムパスワードを入力して、オンライン/オフライン環境で本人認証を行なえるようにするシステム『RSA SecurID for Microsoft Windows』を発表した。出荷予定は2005年第1四半期で、出荷日と価格については、2004年第4四半期に発表する予定。

カードタイプ キーホルダータイプ
『RSA SecureID スタンダードタイプ』(カードタイプ)『RSA SecureID キーフォブタイプ』(キーホルダータイプ)
RSA SecureIDの認証トークン(ハードウェア・トークン)の例

『RSA SecurID for Microsoft Windows』は、Windows起動時のログオン画面で入力するユーザー名とパスワードの代わりに、ユーザー名と『RSA SecurID』(認証トークン)で生成した“パスコード”を入力することで、本人認証を行なうのが特徴。“パスコード”は、利用者が記憶している4桁の暗証番号と、RSA SecurIDが生成する6桁の数字を組み合わせた10桁の数字となっている。ネットワーク接続されたパソコン(オンライン)の場合は、RSA SecurIDの認証サーバーとの通信により認証が行なわれ、ネットワークに接続していないパソコン(オフライン)の場合は、同社独自のセキュリティー技術によりパソコン内で認証処理を行なうという。

同社では、パスワードを頻繁に変更したり、意味のない英数字/長いパスワードを覚える必要がなくなったりするだけでなく、パソコンの盗難や置き忘れなどが起こっても、他人がパソコン内部のデータにアクセスする危険性が少なくなるとしており、IT部門などでは、パスワードの問い合わせや再発行といったヘルプデスクのコストも削減できるとしている。また、Windowsログオンの履歴が残ることから監査要求への対応も可能としている。

同社では、31日から6月1日まで東京の赤坂プリンスホテルで開催されるセキュリティー関連のカンファレンス“RSA Conference 2004 Japan”の会場内において、実機デモやプレゼンテーションを実施する予定。アンケートに答えた来場者には『RSA SecurID for Microsoft Windows発表記念デモ用トークン』を配布するという。

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