楽天(株)は27日、(株)USENと提携し、音楽ダウンロード販売サービス“楽天ミュージックダウンロード”を8月中旬に開始すると発表した。USENの音楽総合サービスサイト“OnGen USEN MUSIC SERVER”が提供する約100レーベルの約11万楽曲を販売する。価格は、1曲あたり百数十円からアルバムの数千円程度までで、楽天の仮想通貨“楽天スーパーポイント”でも購入できる。ファイルフォーマットはWMA(Windows Media Audio)で、再生はWindows Media Playerを利用する。著作権保護技術には“Windows Media Digital Rights Management”が採用されている。
参加レコード会社は、東芝EMI(株)、(株)ワーナーミュージック・ジャパン、コロムビアミュージックエンタテインメント(株)、キングレコード(株)、(株)フォーライフミュージックエンタテインメント、(株)シンコーミュージック・エンタテイメント、(株)ドリーミュージック、(株)日音、(株)ホリプロ、(財)ヤマハ音楽振興会、渡辺音楽出版(株)、(株)ハーモニープロモーションほか全63社(順不同)。
“楽天ミュージックダウンロード”では、“OnGen USEN MUSIC SERVER”でも人気の高いアーティスト特集やポータブルプレーヤー特集、邦楽/洋楽のダウンロードチャートなど、情報収集にも利用できるように、音楽を楽しめる要素を盛り込んだサービス展開を予定しているという。
両社は、“楽天ダウンロード”でのビデオクリップ販売の半数以上がポイントで決済されていることから、音楽ダウンロードをより簡単に行なえるようにすることで、楽天グループ会員約2900万人を始めとするインターネットユーザーに広く利用されることを見込んでいる。