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ヤフー、“Yahoo! JAPAN”のウェブ検索サービスをリニューアル――ロボット検索の結果を中心に表示


2005年10月3日

ヤフー(株)は3日、同社が運営するウェブサイト“Yahoo! JAPAN”のウェブ検索サービス“Yahoo!検索”をリニューアルし、ロボット検索“Yahoo! Search Techonology”の結果を優先表示するように仕様を変更すると発表した。同社は2005年6月から検索に特化したサービスの試験導入を“Yahoo! SEARCH(ベータ版)”として行なっていたが、今回のリニューアルは、この試験サービスのフィードバックを反映し、正式サービスとしたもの。

リニューアルが行なわれた“Yahoo!検索”の検索結果画面の表示内容
“Yahoo!検索”のトップ画面。検索したい語の入力欄と検索したカテゴリー(ウェブ/画像/商品、など)選択タブのみのシンプルな画面に変更されている

“Yahoo! JAPAN”の検索機能では、2004年5月に米ヤフー社が開発したロボット検索“Yahoo! Search Techonology”を全面導入。今回のリニューアルでは検索結果表示画面を刷新し、この“Yahoo! Search Techonology”によるウェブ検索結果が中心に表示するようになっている。また、検索サービスのトップ画面(http://search.yahoo.co.jp/)は、検索を実行することに特化したシンプルな構成に変更された。

検索結果表示画面では、“Yahoo! Search Techonology”のウェブ検索結果一覧の冒頭に、使用したキーワードと組み合わせて入力されることの多いキーワードを表示し、これを参考にさらに検索を実行できる“関連検索ワード”、キーワードと一致したディレクトリー型検索“Yahoo!カテゴリ”のカテゴリー、キーワードと関連した“Yahoo! JAPAN”の各種サービスを合わせて表示。これによりユーザーの検索作業をサポートするとしている。

このほか、日本語/英語を含めて全37言語の検索に対応したほか、中国語/韓国語については、検索結果と同時に翻訳サービスへのリンクを表示。また、パーソナライズ機能として、同社のIDサービス“Yahoo! JAPAN ID”を利用して、検索対象言語や検索結果表示方法などのカスタマイズをサーバー上に保存し、異なる端末を利用する場合でも同じカスタマイズ内容を使用できる機能が追加された。

リスティング事業部 検索企画室 室長の井上俊一氏
四半期ごとの営業利益の推移

この日開催された記者説明会で“Yahoo!検索”の概要を説明したリスティング事業部 検索企画室 室長の井上俊一氏は、“Yahoo!検索”関連のビジネス状況についても説明。まず、“Yahoo!検索”のビジネスモデルについては、オーバーチュア(株)と提携して提供している検索内容と連動した広告が表示される検索連動型広告“スポンサーサイト”と、“Yahoo!カテゴリ”に営利目的サイトを登録する有料サービス“ビジネスエクスプレス”の2種類が主な収入だとしている。また、2005年4〜6月期の検索サービス部門の売上はヤフー全体の26.0%(約101億円)、営業利益では全体の41.9%(76億円)を占めるといい、利益率の非常に高い同社のビジネスの重要な柱だという。

検索機能の進化のモデル図
“Socialサーチ”を指向して進化する方向性のひとつとして紹介された開発中の“My Web 2.0”。検索結果の保存のほか、友人が公開している検索結果などの表示も可能

また、今後の“Yahoo!検索”の進化の方向性としては、検索サービスの基本的な機能である“情報を探す”ことを発展させ、“個人の知識・知恵を共有する”ことへと向かっていくという。同社の考え方によると、検索サービスは、検索機能の基礎となる“Yahoo! Search Techonology”のような“Webサーチ”をベースに、特定の分野を検索する“Verticalサーチ”(同社の機能の商品検索など)や、個人の設定や検索結果などをユーザー自身が管理/保存できる“Personalサーチ”、さらに上位の機能として、友人などのコミュニティー内で知識を共有する“Socialサーチ”が成り立つとしている。米ヤフーでは、ソーシャルネットワークサービス(SNS、Socail Network Service)と検索サービスとを融合した“My Web 2.0”というPersonal/Socialサーチの開発とテストを進めているというが、井上氏は、“Yahoo! JAPAN ID”のログインユーザー数(月間1415万ID)とマーケットシェア(ページビューベースで約58%)の面から「サーチのさらに上の部分(=Personal/Socialサーチのサービス)を目指すにはヤフーがナンバーワンなのではないかと思う」と述べ、将来の検索サービスの発展に対して期待感を示した。

なお井上氏によると、今回のリニューアルにより、検索結果表示画面では“Yahoo!カテゴリ”よりも“Yahoo! Search Techonology”の検索結果の表示に重点が置かれることになるが、これに伴う“Yahoo!カテゴリ”や“ビジネスエクスプレス”のビジネス的な変更は特にないといい、今後も従来のビジネスを継続していくとしている。

(編集部 内田泰仁)


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