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マイクロソフト、ホスティング型ウェブ会議サービス“Microsoft Office Live Meeting 2005”の日本での提供を開始


2005年10月25日

マイクロソフト(株)は25日、米国で3月に発表、サービスを開始しているホスティング型ウェブ会議サービス“Microsoft Office Live Meeting 2005”の日本での提供を11月1日に開始すると発表した。サービスのライセンスはボリュームライセンスで提供され、価格は月額基本使用料にあたる“Monthly Services”が2万3400円、ウェブ会議の開催権限を得る“Named User License”が2500円(いずれもEnterprise Agreementプログラムでの1ライセンスあたりの価格)。この発表に合わせて同社は、同サービスの“14日間限定試用権”をウェブサイト(http://www.microsoft.com/japan/office/livemeeting)を通じて無償で提供する。

“Microsoft Office Live Meeting 2005”によるウェブ会議中の画面
“Microsoft Office Live Meeting 2005”の活用例とメリット

“Microsoft Office Live Meeting 2005”は、パソコンとインターネット接続環境のみで利用できるホスティング型のサービス。音声(VoIP(Voice over IP)経由で伝送)/テキスト/各種Officeドキュメントを利用したウェブ会議が行なえ、同社では、会議やプレゼンテーション、ヘルプデスク業務、遠隔デモンストレーション、ウェブ上でのセミナーなどに活用可能だとしている。

“Microsoft Office System”各製品との統合が特徴のひとつで、ドキュメント表示/共有機能のほか、Microsoft Word/Excel/PowerPoint/Visio/ProjectおよびMicrosoft Office Communicator 2005からのウェブ会議の開始や、Microsoft Outlookの予定表機能と連携したウェブ会議の予定作成、Outlook/Microsoft Windows Messenger/MSN Messengerを利用した参加者への招待メール/メッセージの送付などといった機能を持つ。

“Microsoft Office System”以外のアプリケーションの共有も可能で、ウェブ会議の主催者および参加者は、アプリケーション共有機能を利用したドキュメントの編集が可能となる。また、米MCI社/英British Telecommunications社/米InterCall社などが提供する音声会議サービスとの連携により、各社のサービス利用者も直接“Microsoft Office Live Meeting 2005”によるウェブ会議に参加できるという。

会議を開催または参加するためには、Windowsベースの会議クライアント(会議参加時にインターネット経由で提供)かウェブブラウザーが必要。会議クライアントの対応OSは、Windows XP SP1aおよびSP2/2000(SP4)(いずれもInternet Explorer 6 SP1またはNetscape 7.2が必要)。ウェブブラウザーでの開催/参加に必要なブラウザーは、Windows XP/2000/98 SE、Windows Server 2003の場合はInternet Explorer 6(要Microsoft JVM 5.0.0.3810)/Internet Explorer 6 SP1(要Sun JVM 1.4.2)/Netscape 7.2(要Sun JVM 1.4.2)、Mac OS X 10.3の場合はSafari 1.2(要JVM 1.4.2)、Solaris 9の場合はNetscape 7/Mozilla 1.4(いずれも要Sun JVM 1.4.2)。なお、日本語/英語のほか、フランス語/ドイツ語/韓国語/中国語(繁体/簡体を含む)/スペイン語をサポートし、複数言語を利用したコミュニケーションが可能。

利用に必要な料金/ライセンスは、1契約ごとに1ライセンスが必要となるサービス基本料金“Monthly Services”、1ライセンスあたり15ユーザーが参加できるウェブ会議を開催できる権利を含むユーザーライセンス“Named Userライセンス”(最小構成は5ライセンス)の2種類。このほか、ウェブ会議に参加できる人数を50〜2000人に拡張できるアドオン“Room Add on”が用意される。月額料金は以下のとおり。

Monthly Services
ボリュームライセンス Selectプログラム:2万7400円
Enterprise Agreementプログラム:2万3400円
Named Userライセンス
ボリュームライセンス Selectプログラム:3000円
Enterprise Agreementプログラム:2500円
Room Add on(50人追加)
ボリュームライセンス Selectプログラム:20万2800円
Enterprise Agreementプログラム:17万3400円
Room Add on(100人追加)
ボリュームライセンス Selectプログラム:30万4200円
Enterprise Agreementプログラム:26万円

米マイクロソフト RTCインターナショナル部門 アジア・パシフィック、中国、日本 ゼネラル・マネージャのベン・グラーツ氏
RTCソリューションの機能と効果

この日行なわれた記者説明会でサービスの概要を説明した米マイクロソフト社 RTCインターナショナル部門 アジア・パシフィック、中国、日本 ゼネラル・マネージャのベン・グラーツ(Ben Graetz)氏によると、RTC(Real-Time Collaboration)関連ソリューションは「ゆくゆくはOfficeユーザーと同じ数のユーザーがRTCソリューションを利用するようになる」ほどに拡大が見込まれるジャンルで、RTCソリューションのひとつであるインスタントメッセージング機能の利用数は、この先2年で電子メールを上回るとの予測があるという。

同社では、RTCソリューションの役割を“統合コミュニケーション”“コラボレーションワークスペース”“情報や人へのアクセス”“人が主体となるプロセス”の提供を行なう「どこからでも、どんなデバイスからでも、人やツール、リソースにアクセスできる」(グラーツ氏)コミュニケーションツールであり、時/場所を選ばない最適なコミュニケーション機能、セキュリティー、そしてコストの低減を実現していくとしている。グラーツ氏は、説明の中で“Microsoft Office Live Meeting 2005”のROI(費用対効果)の高さを強調しており(500%に達する例もあるという)、実際にサービスを利用している米マイクロソフトでは、5回の出張のうちの1回を“Microsoft Office Live Meeting 2005”でのウェブ会議に切り替える活用プランにより、約80億円の出張費の削減を達成しているという。

なお、3月にサービスを開始した米国での“Microsoft Office Live Meeting 2005”の展開状況については、具体的な契約数は明言を避けたものの、「予想を上回るスピード」(グラーツ氏)でユーザーが拡大していると述べている。日本でも同様に高いニーズがあるとの期待を示しており、「まずは試用サービスを利用して体験してほしい」とアピールした。


“Microsoft Office Live Meeting 2005”のデモを行なったマイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 リアルタイムコラボレーション製品マーケティング マネージャの越川慎司氏
“Microsoft Office Live Meeting 2005”ユーザー用のポータルサイト。会議の開催や招待されている会議への参加はここから行なえる
会議の予約作成ページ
ウェブ会議上でアプリケーション(PowerPoint)を共有している画面。開催者の制御により、参加者もアプリケーションの機能を利用できる
共有中のアプリケーションはウィンドウ右上に共有中を示す表示が追加される

(編集部 内田泰仁)


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