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インテル、ビットワレット、マイクロソフトがFeliCa推進プロジェクトを共同発足

2006年06月13日 17時34分更新

文● 編集部 広田稔

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インテル(株)、ビットワレット(株)、マイクロソフト(株)は13日、非接触型ICカード技術“FeliCa(フェリカ)”を使った電子商取引を共同で推進していくと発表した。このプロジェクトは“スマートデジタルライフ推進プロジェクト”と題され、1年間の期限を設けてFeliCa対応のサービスやユーザーを増やすことを目的とする。

握手写真
写真左より、マイクロソフトの真柄泰利氏、ビットワレットの宮沢和正氏、インテルの町田栄作氏

発表に合わせて開かれた記者発表会では、FeliCa対応サービスの現状やプロジェクトの具体的な目標が明らかにされた。ビットワレット(株)執行役員、宮沢和正(みやざわかずまさ)氏は1年後の目標を以下の項目のように説明した。

FeliCa対応端末を現在の3倍に
2005年度において年間約100万台規模で内蔵/外付けのリーダー/ライターが出荷されているが、これを年間300万台に増やす

FeliCa対応サービス数を現在の2倍に
現状はビットワレットの電子マネー“Edy(エディー)”の決済に対応したウェブサービス数は1400サイトだが、これを3000サイトに増やす

FeliCa決済の取引高を現在の2倍に
パソコン/携帯電話上での決済と入金を合わせて、年間数百億円の規模の取引高を2倍に増やす

発行枚数
Edyの累計発行枚数は、2006年6月時点で約1860万枚

インテル(株) 取締役事業開発本部長、町田栄作(まちだえいさく)氏は、6月13日現在でプロジェクトへの賛同企業が35社にのぼることを明らかにし、プロジェクトの具体的にな活動内容として、以下のような実例を挙げた。

  • 新しい利用モデルの提案
  • 技術/マーケット情報の提供
  • FeliCaを使うビジネスでの協業チャンスの提供
  • ユーザーの意見を収集して提供
賛同企業
ソニー(株)やアマゾンジャパン(株)といった35の団体/企業が賛同する

また、マイクロソフト(株)執行役員常務 OEM統轄本部 ゼネラルビジネス担当、真柄泰利(まがらやすとし)氏は、「ソニー(株)が開発し、日本電気(株)(NEC)のパソコンなどでも採用されているFeliCaドライバーを、他のメーカーが搭載できるように積極的にサポートしていく」とコメントした。

概念図 デモ
Viiv上のコンテンツをFeliCa対応携帯電話機で決済して購入するというデモも行なわれた


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