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NTTレゾナント、RSS未配信のサイトの更新情報を取得できる新サービスを提供

2006年11月21日 16時30分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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エヌ・ティ・ティ・レゾナント(株)(NTTレゾナント)は21日、東京・大手町のアーバンネット大手町ビル内NTTコーポレートニューズルームにプレス関係者を集め、同社のポータルサイト“goo”(グー)でRSSを取得し、関連する口コミ情報を閲覧する新サービス“gooフィードメーカー(β版)”を開始したと発表した。goo ID(無料)の登録者向けサービスで、無料版のほか月額200円(税別)の“同 アドバンス”も提供される。アドバンスの利用には“gooらくらく決済”への登録が必要。

gooフィードメーカー(β版)の画面
gooフィードメーカー(β版)の画面

gooフィードメーカー(β版)は、RSS(RDF Site Summary、XML形式で記述されたウェブページの更新情報)を未配信のウェブサイトに対して、指定したウェブページ全体もしくは任意のページ内項目に関する更新を検知すると、自動的にRSS形式(RSS 1.0)で更新情報を配信するというもの。日々のウェブページ巡回を手助けする機能だという。

浅田安茂氏
gooフィードメーカー(β版)を説明する、ポータル事業本部メディア事業部事業部長の浅田安茂氏

(株)フィードパスのRSSリーダーサービス“feedpath”でも同様に、RSS配信を行なわないサイトの更新をチェックする“アンテナ機能”が用意されているが(関連記事)、gooフィードメーカーでは独自のウェブページ(HTML)解析技術により、レイアウト上の特徴(文字色や罫線など)からページ内の特定項目のみの更新を検知できる。これにより、“What's new”や“新着情報”といった、利用者が本来知りたい項目に変更があった場合のみ、その更新情報を取得できるという。項目はひとつのウェブページ内であれば複数選択が可能。無料版では最大3サイト(ページ)まで、アドバンス(有料版)では30サイトまで登録できる。

収集した更新情報は、goo RSSリーダーに1クリックで登録できるほか、RSS 1.0対応のRSSリーダーサービス/アプリケーション、およびRSSの取得・閲覧に対応するウェブブラウザー(Internet Explorer 7.0/Firefox 1.5以上、Mac版Firefoxを含む)でも利用できる。

gooフィードメーカー(β版)で実現する3つの機能 gooフィードメーカー(β版)に用いられた独自技術
gooフィードメーカー(β版)で実現する3つの機能gooフィードメーカー(β版)に用いられた独自技術。ユーザーインターフェースはAjaxで直感的に操作できるという

更新情報と同時に“教えてgoo”“gooブログ検索”での関連情報を
一緒に表示できる“リパックページ”作成機能を用意

gooフィードメーカー(β版)ではサイトの更新情報と同時に、“教えてgoo”の関連Q&A、および“gooブログ検索”による関連ブログ記事を一覧表示する“リパックページ”作成機能、およびリパックページのアクセスログ解析機能も用意している。リパックページとは、いわば簡易的なブログサービスで、取得した更新情報のほかにキーワード(初期値には更新確認するウェブサイトの名称が入力されている)で“教えてgoo”と“gooブログ検索”を検索し、関連情報を一画面でまとめてチェックできるというもの。取得したRSSからキーワード(頻出語)を抽出して自動入力するといった機能はなく、最初にキーワードを入力・設定する必要がある(後から追加・変更も可能)。

gooフィードメーカー(β版)のシステム構成
gooフィードメーカー(β版)のシステム構成。RSSの収集・管理やリパックページの生成はgooフィードメーカーサーバー側で行なっている

教えてgoo/gooブログ検索のキーワード検索結果のほかに、他サイトで配信しているRSSをパーツとしてリパックページに登録することも可能。また、このリパックページからRSSを配信することもできるので、これを普段使っているRSSリーダーに登録すれば、メーカーなどの公式情報を収集すると同時に、ユーザー同士の口コミ情報や利用者の生の声といったCGM(Consumer Generated Media、利用者自身が作り出すメディア)からのより深い情報が簡単に収集できる。リパックページの作成可能数は、無料版では3、有料版では30サイトまでのほか、有料版ではページ内広告の有無やヘッダー/フッターのデザイン変更が可能となる。

アクセスログ解析は、リパックページに表示しているRSSフィードごとのアクセス数や同じフィードの購読者数、リパックページのページビューなどを時間別に閲覧・出力(CSV形式)できる。

“フィード検索機能”を次に実装予定という
gooフィードメーカー(β版)と同社サービスとの連携、および将来的な機能追加・拡張。ユーザーが欲している情報を含むRSSフィードを効率的に見つけ出す“フィード検索機能”を次に実装予定という

同社では、今後も利用者からの意見・要望を聞きながら機能追加や改良を進め、今年度中(2007年3月まで)に企業向けASPサービスを立ち上げる予定としている。今後の機能追加としては、まずRSSフィード検索機能の実装が候補に挙げられている(時期や詳細は未定)。一方、企業向けASPサービスではウェブサイトのリニューアルといった大がかりな作業なしに(既存サイトのままで)、消費者や利用者へ手厚い情報配信を行なえるのが特徴。登録できる更新情報/リパックページの件数を30件以上に増やせるほか、アクセスログ解析のカスタマイズなど個別の注文にも対応できるという。

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