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パーソナルメディア、BTRON仕様のOS『超漢字』を発表、世界各国の13万文字に対応

1999年09月22日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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パーソナルメディア(株)は21日、BTRON*仕様のパソコン用OS『超漢字』を発表した。『超漢字』は、TRONプロジェクトで推進する148万字を扱えるという多国語文字コード体系“トロンコード”を採用。トロンコードに対し、漢字、ラテン文字、梵字など世界各国の文字約13万字のコード割り当てがなされている。

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『超漢字』画面例 「画像をクリックすると拡大表示されます」



超漢字に含まれる文字セットは、JIS第1/第2水準、JIS補助漢字、韓国語(漢字/ハングル)、中国語(簡体字/伝統字/繁体字)、6点点字、8点点字、大修館書店刊『大漢和辞典』収録の約5万字、今昔文字鏡収録の約2万8700文字(字喃、甲骨文字、梵字など)、Unicode 2.0収録の約6600文字(技術記号や通貨記号、ラテン、ギリシャ、キリル、ヘブライ、デヴァナガリ、タイ、チベット語など)

超漢字に添付されるアプリケーションは、AT互換機で動作するOS『B-right/VR2』をベースに、通信、メール、ブラウザー、ワープロ、表計算、図形編集の各ソフトなど。フロッピーディスクまたはハードディスク上のWindowsファイルとの相互変換、ISO-9660対応のCD-ROMの読み出しといった機能を採用する。11月中旬発売で、価格はオープンプライス(予想実売価格は1万円前後)。今後1年間で30万本の出荷を予定しているという。

TRON(トロン:The Real-time Operating system Nucleus)Projectは、'83年に提出された(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)の国内のコンピューター開発ビジョンに関する報告書を受け、'84年に東京大学の坂村健氏らが中心となり発足した産学共同のプロジェクトである。BTRON(Business TRON)は、TRONプロジェクトにおけるパソコン用OSの名称

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