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日本IBM、カラーiモードに対応したホームページ作成ソフトを発売

2000年05月19日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本アイ・ビー・エム(株)は、既存のホームページ作成ソフト『ホームページ・ビルダー2001』やデジタル画像編集ソフト『デジカメの達人2000』、翻訳ソフト『インターネット翻訳の王様 POWER+王様の辞書』に、新たな機能を追加できる“ボーナスCD”を同梱し、6月16日に発売すると発表、18日に都内で記者発表会を行なった。

ボーナスCDを同梱した『ホームページ・ビルダー2001』ボーナスCDを同梱した『ホームページ・ビルダー2001』



ホームページ・ビルダー2001とデジカメの達人2000の既存の全ラインナップには、カラーiモード用画像処理ツール『iフォト・ビルダー』や、ホームページ・ビルダー2001用の各種追加機能、掲示板CGI素材などを収録したボーナスCDを同梱する。

iフォト・ビルダーは、デジタルカメラで撮影した画像などを、iモードやIBM WorkPad用のホームページに適したサイズ/解像度に変換できる。フレームやイラストなど336種類の専用素材が用意されており、画像に追加できる。ホームページ・ビルダー2001とも連携しており、画像に文章を入力したい場合は、ホームページ・ビルダー2001のiモードページ編集画面が起動するようになっている。

また、ホームページ・ビルダー2001の追加機能として、“カラーiモードページ作成”機能、“WorkPad専用ウェブブラウザー用ホームページ作成”機能、作成したページをプロバイダーに転送する際、プロバイダー各社のサーバー情報設定をプルダウンメニューから行なえる“プロバイダー簡単ファイル転送”機能、“iモード用絵文字挿入”機能が用意されている。

さらに、画像を表示したりコメントを書き込んだりできるiモード用掲示板CGI“ともだち掲示板”や、夏向けのホームページテンプレートや素材40種類を収録する。

一方、インターネット翻訳の王様 POWER+王様の辞書に付属するボーナスCDは、現代用語や各種分野の専門用語など220万語以上を収録した英和/和英辞書『英辞郎』と、辞書検索エンジン『PDIC Super Light』を収録している。

ボーナスCDを同梱した『インターネット翻訳の王様 POWER+王様の辞書』ボーナスCDを同梱した『インターネット翻訳の王様 POWER+王様の辞書』



価格は、『ホームページ・ビルダー2001』が1万4800円、『ホームページ・ビルダー2001(アップグレード)』が7800円、『ホームページ・ビルダー2001(学割パック)』が9800円、『ホームページ・ビルダー2001(アップグレード/学割パック)』が5300円、ホームページ・ビルダー2001とデジカメの達人2000、ホームページ素材集をセットにした『ホームページ・ビルダー2001 トクトクパック』が1万7800円、ホームページ・ビルダー専用のテンプレート集『ホームページ・ビルダー2001ベスト・デザイン・テンプレート』が5100円、『デジカメの達人2000』が1万2500円、『デジカメの達人2000(アップグレード)』が6800円、『インターネット翻訳の王様 POWER+王様の辞書』が9800円。

発表会場で、同社ソフトウェア事業部ソフトウェア事業開発担当の岡部春樹氏は、「今回は、“IBM夏のiキャンペーン”と題し、既存製品にさまざまなツールを収録した“ボーナスCD”を同梱して発売する。ホームページビルダーは新製品をリリースするたびに毎回新しい取り組みを行なっているが、今回はカラーiモードに対応した。インターネット関連製品は現在ブレイクしている。昨年から、パソコンショップでの店頭売上がワープロソフト(一太郎とMicrosoft Wordを足した本数)より、ホームページビルダー単体のほうが販売本数が上回っているという調査結果も出ている」

「ホームページビルダー購入ユーザーからの問い合わせ内容(今年4月分)を分析すると、全体の80パーセントが、操作に関する問い合わせで、導入方法や技術情報の問い合わせはほとんどない。操作の質問に関しては、Windowsの操作と画像の貼り付けについて48パーセント、プロバイダーへのファイルの転送方法が32パーセントとなっている」

「今回の製品は、プロバイダーへのファイル転送を容易にすることと、PDAや携帯電話への対応がコンセプト。製品自体は既存のものと同じ機能で、ボーナスCDを同梱する。製品自体のバージョンアップは、毎年定期的に行なっているので、今年もやっていきたい。今後は対応するプラットフォームを拡充し、PDAや携帯電話といったモバイル製品への対応強化も行なっていく」と語った。

同社ソフトウェア開発担当の岡部氏
同社ソフトウェア開発担当の岡部氏

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