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オープンループ、DES/RSAに対応した携帯端末用の暗号ソフトを発表

2001年07月18日 17時14分更新

文● 編集部

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(株)オープンループは17日、組込み用暗号処理コンポーネント『CycloCipher(サイクロサイファー)シリーズ』を発表した。併せて、同シリーズの第1弾の製品として、インテル社製RISCプロセッサー『StrongARM』向けに最適化された『CycloCipher-i』を開発したと発表した。セットメーカーに対してのライセンス提供を、10月に開始する。

CycloCipherは、携帯電話/PDA/デジタル家電などに内蔵可能な暗号ソフト。組込み専用として開発され、コードサイズの削減により、動作速度の高速化を図ったとしている。組込みソフト/モバイル機器の開発企業は、同製品を採用することにより、秘密鍵暗号/電子署名などで用いる暗号ソフトの独自開発が不要になるとしている。DES/RSAなどの暗号アルゴリズムを搭載し、日本電信電話(株)が開発したESIGNにも対応予定。また、CycloCipher-iは、インテル(株)の技術協力により開発したStrongARM向けの組込み専用暗号ソフト。搭載アルゴリズムは、DES(56bit)、3DES(112bit)、KASUMI、RC2、AES(Rijndeal)、RSA、DSA、MD5、SHA-1、ECDSA。StrongARMの次世代版である『インテルXScaleマイクロアーキテクチャ』でも利用可能。同社では、プライバシー保護、著作権保護、電子決済、電子チケットなどのアプリケーション開発での用途を見込んでいる。

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