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『Windows XP』日本語版は11月16日に発売

2001年07月31日 13時59分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は31日、次期WindowsデスクトップOSである『Microsoft Windows XP』日本語版を11月16日に発売すると発表した。

阿多社長
説明を行なうマイクロソフト(株)の阿多社長

Windows XPは、企業ユーザーおよび一般ユーザー向けの『Microsoft Windows XP Professional』と、家庭向け機能をサブセットした『Microsoft Windows XP Home Edition』の2製品が用意され、それぞれ11月16日に店頭で発売される。また、テクニカルワークステーションユーザー向けの64bit版Windows XPも同時提供するという。各パソコンメーカーもWindows XPを搭載した新モデルを同時期にリリースする見込みだ。

Windows XPの主な動作環境は、CPUが300MHz以上を推奨、メモリーが128MB以上を推奨、HDD空き容量が1.5GB以上。

なお、それぞれの推定小売価格については、Windows XPプレラウンチイベントとなる“World PC Expo 2001”の開催日である9月19日ごろに公表するとしている。

同社は、Widnows XPの早期評価を目的に、Windows XPプレリリース版(RC版)約5万枚をパートナーを通じて企業ユーザー向けに配布する“Windows Preview Program”を8月10日に開始する。なお、Windows Preview Programにおいて、個人ユーザー向けの配布は行なわないという。

また、同社新宿オフィス内に、家庭でのWindows XP利用環境を想定した常設デモルームを8月6日~12月末まで設置し、報道関係者向けにWindows XPの紹介を行なう。

さらに、9月19日~22日まで開催されるWorld PC Expo 2001をプレラウンチイベントとし、同社として過去最大規模となる120小間での出展を行ない、Windows XPが“Ready”になったことをアピールするという。なお、World PC Expoの基調講演は、米マイクロソフト社社長兼COOのRich Belluzo(リック・ベルーゾー)氏が行なう。

米国でのWindows XP発売日である10月25日ごろから、日本でもTVCMなど各メディアを通じてラウンチ広告を行ない、発売日には各販売店において購買へと結び付けるためのフィールドイベントを実施するとしている。

また、現在公開中のハイエンドユーザー向けWindows XPサイト(http://www.microsoft.com/japan/windowsxp)のほかに、アップグレードユーザーを対象としたサイト(http://www.microsoft.com/japan/users)を8月末~9月初旬に、一般ユーザー向けにWindows XP情報を提供するサイト(http://windowsxp.msn.co.jp)を9月19日にそれぞれオープンするという。

本日都内ホテルで行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の阿多親市氏は、「Windows XPにより、人々の生活やビジネスがエンパワーされる。21世紀初頭の潮流はブロードバンド。通信回線が高速化/大容量化し、常時接続となる。Windows XPはブロードバンド時代の新しいWindowsだ。全世界の映像/音楽コンテンツをリアルタイムで視聴できる安定したOSである。また、パスポート認証により将来の.NETにも対応できる。Windows XP発売以降は、市場のパソコンが速いスピードでWindows XP搭載モデルに移行されるだろう」と語った。

メッセンジャーデモ
発表会で行なわれたWindows Messengerのデモ。ビデオ会議をしながらファイルを相手に送信できる

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