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シャープ、ARMコアのシステムLSIに最適化した組み込みLinux『axLinux』を開発

2001年08月21日 22時18分更新

文● 編集部

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シャープ(株)は21日、携帯情報端末などのモバイル機器向けのARMコアシステムLSIに最適化したLinuxベースの組み込み用OS『axLinux』を開発したと発表した。これを基に同社は、モバイル機器向けに開発環境を含むトータルソリューションを提供する。

axLinuxは、Linuxをベースに、動画再生向けにスケジューリングをチューニングしたほか、インターネット接続機能を搭載し、組み込み用に1MB以下のサイズにしたOS。アプリケーションの開発環境として、CPUソフト/エミュレーター、視覚的デバッグツールなども提供する。これにより機器メーカーがソフトウェアの開発期間の短縮やコストの低減を図ることができるとしている。

32bit ARMコアシステムLSI『LH79531/LH79532/LH79533』
32bit ARMコアシステムLSI『LH79531/LH79532/LH79533』

同社は6月26日に32bitARMコアシステムLSI『LH79531/LH79532/LH79533』を発表しており、このLSIとソフトウェアのサポートをビジネスパートナーの(株)アックスと共同で行なっていく。また、アックスが開発中のオープンソースでフリーの組み込みGUI環境『式神(しきがみ)』を今後、ミドルウェアとしてアックスから提供するとしている。

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