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インタック、PowerPointデータを圧縮/ストリーミング配信できるツールを発売

2001年09月18日 17時19分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)インタックは18日、カナダのimpatica.com社と販売契約を締結し、impatica社が開発したファイル圧縮/転送ツール『impatica for PowerPoint (日本語版)』を20日に発売すると発表した。

プレゼンテーションファイルの再生
Microsoft PowerPointで作成後、『impatica for PowerPoint (日本語版)』で圧縮したプレゼンテーションファイルを、ウェブブラウザーで再生した様子

『impatica for PowerPoint』は、Microsoft PowerPointで作成した音声/アニメーション入りプレゼンテーションファイル(ppt形式)を、独自のファイル形式(imp形式)に圧縮変換するツール。ファイルを圧縮変換すると同時にJavaプログラム(再生用ファイル)とHTMLファイルを自動生成し、imp形式ファイルとJavaプログラム、HTMLファイルをウェブサーバーに転送することで、ウェブ上でプレゼンテーションを再生できる。

『impatica for PowerPoint』は、PowerPointにアドオンする形で利用でき、impatica for PowerPointをインストールすると、PowerPointに専用メニューが追加される。専用メニューを選択するとファイル圧縮/転送画面が表示され、ファイルを圧縮したりサーバーにファイルをアップロードしたりできる。

ファイルは10分の1から20分の1程度に圧縮可能(発表会で行なわれたデモでは4.9MBのpptファイルを380KBのimpファイルに圧縮)。なお、impファイルはJavaプログラムで再生できるため、RealPlayerやWindows Media Playerなどのプラグインは必要ない。

さらに、自動生成されたHTMLファイルを、HTMLメールとして電子メールソフトで送信すれば、受信者側がメールを開くとプレゼンテーションが再生される。受信者側の電子メールソフトがHTMLメールを受信できない場合は、HTMLファイルがメールに添付される形で受信されるため、HTMLファイルをクリックすればプレゼンテーションを閲覧できる。

対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT 4.0。Microsoft PowerPoint 2000にのみ対応する。価格はオープンプライスで、推定小売価格は20ユーザーライセンス(ミニマムパック)が200万円から。

インタック宮崎社長
(株)インタック代表取締役社長の宮崎龍彦氏は「『impatica for PowerPoint』はビジネスやコミュニケーションの方法を変えるソフト。対象は、営業の効率化やコスト削減を考えている企業」と説明

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