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マイクロソフト、マルチメディア百科事典ソフトの最新版『Encarta 総合大百科 2002』を発売

2002年01月21日 19時24分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は21日、マルチメディア百科事典ソフト“エンカルタ 百科事典”シリーズの最新版『Microsoft Encarta 総合大百科 2002』日本語版を2月22日に発売すると発表した。

パッケージマルチメディア百科事典ソフトの最新版『Microsoft Encarta 総合大百科 2002』日本語版のパッケージ

製品ラインナップは、『Microsoft Encarta 総合大百科 2002』日本語版(CD-ROM5枚組)、『Microsoft Encarta 総合大百科 2002 DVD-ROM』日本語版(DVD-ROM1枚組)、『Microsoft Encarta 百科事典 2002』日本語版(CD-ROM3枚組)の3種類。

Encarta 百科事典 2002は、マルチメディア百科事典ソフトの最新版。Encarta 総合大百科 2002は、百科事典 2002と、各種統計データや地理情報を収録した『ダイナミック地球儀』、国語/英和/和英/英英の辞書データを収録した『Microsoft Bookshelf 3.0』で構成される。

Encarta 総合大百科 2002 DVD-ROMは、総合大百科 2002のDVD-ROM版で、CD-ROM版と同内容を収録するほか、DVD-ROM版専用機能として3D地形上を飛行して楽しめる“バーチャルフライト”を搭載する。なお、前バージョンのラインナップにあった『Microsoft Encarta 百科地球儀』は、今回単体での発売は行なわれず、ダイナミック地球儀として総合大百科 2002に組み込まれている。

今回のバージョンアップでは、新たなマルチメディア機能“3D バーチャルツアー”が追加された。この3D バーチャルツアーは、現存しない、あるいは部分的にしか残っていない古代遺跡や歴史的建造物を、考古学/歴史学などの専門家の調査協力により、3DCGで再現したもので、ユーザーはマウスを利用して建物の内部/外部を自由に探索できる。

3D バーチャルツアーに収録されている遺跡/建造物は、安土城(日本)、コロセウム(イタリア)、フォルム・ロマヌム(イタリア)、アブシンベル大神殿(エジプト)、アクロポリス(ギリシャ)、ボーリマス城(イギリス)、ペルセポリス(イラン)の7点。

3Dバーチャルツアーのコロセウム
現存しない、あるいは部分的にしか残っていない古代遺跡や歴史的建造物を3DCGで再現した“3D バーチャルツアー”の画面。写真はコロセウム
コロセウム内部
“3D バーチャルツアー”に収録されている遺跡/建造物は、外部だけでなく内部も探索可能。建物内を歩いているような疑似体験を楽しめる

また、インターネットとの連携機能も強化され、世界約750都市の気象情報、および世界100ヵ国/地域のラジオ放送をインターネットを通じてリアルタイムに視聴できる“オンライン メディア”や、インターネットを通じて百科事典の内容を毎月無償で最新情報に更新できる“エンカルタ アップデート”を新たに搭載する。

エンカルタ アップデートは、前バージョンの“イヤーブック”機能を強化したもの。イヤーブックは、更新により新規追加文章へのリンクボタンが表示されるのみだったが、エンカルタ アップデートは、本文や表データ自体を直接更新(追記/変更/削除)できる。エンカルタ アップデートによりダウンロードされる更新データ容量は1ヵ月分に付き約2MB程度。なお、利用期間は2003年3月までとなっている。

総合大百科 2002の収録データは、項目数が3万9510項目、写真画像が1万3683点、イラスト画像が2435点、アニメーションが91点、ビデオが165点、音声が3036点、グラフが324点、表が477点、地図が5189点、360度画像を楽しめる“360 パノラマビュー”が110点、世界の都市や遺跡を仮想体験できる“バーチャルツアー”が27点、“3D バーチャルツアー”が7点、恐竜の骨の組立や惑星の軌道修正、科学分子の組み合わせなどを体験できる“体験メディア”が33点。

対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。必要なHDD空き容量は、総合大百科 2002および総合大百科 2002 DVD-ROMがそれぞれ470MB、百科事典 2002が185MB。また、事典データをHDDにコピーする場合は、総合大百科 2002が1.37GB以上、総合大百科 2002 DVD-ROMが1.64GB以上、百科事典 2002が935MB以上の空き容量が必要。

価格はいずれもオープンプライス。推定小売価格は、総合大百科 2002が2万8800円、総合大百科 2002 DVD-ROMが2万8800円、百科事典 2002が1万5800円。なお、総合大百科 2002と総合大百科 2002 DVD-ROMにはアカデミックパックが用意されており、推定小売価格はそれぞれ1万7800円。

無償体験版の提供やキャッシュバックキャンペーンも実施

同社は、本日よりEncarta 百科事典 2002の体験版CD-ROMを提供する“「エンカルタ 百科事典 2002」体験版CD-ROM提供プログラム”を実施する。同社ホームページ上で申込を受け付け、申込先着2万名には無償で、その後は実費(800円)で体験版CD-ROMを提供するもので、申込受付期間は本日21日~5月31日まで。

また、全国の“教育用ソフトウェアライブラリセンター”(全国の教育センターや教育委員会などに設置されている教職員対象のソフトウェアライブラリーセンター)に対し、総合大百科 2002を無償で寄贈する“教育用ソフトウェアライブラリセンター寄贈プログラム”を実施する。同社ホームページ上で申込を受け付け、申込受付期間は本日21日~3月29日まで。

さらに、旧バージョンのEncarta 百科事典シリーズなどを所有するユーザーを対象にした“エンカルタ 百科事典シリーズ 2002 優待キャッシュバック”を実施する。対象は、Encartaシリーズ旧バージョンやEncarta 百科事典、Bookshelfなどを所有するユーザーで、2002年度版を購入後、所定の申込手続きを完了すると、総合大百科 2002および総合大百科 2002 DVD-ROMで5000円、百科事典 2002で3000円のキャッシュバックが受けられるというもの。申込受付期間は2月22日から次バージョンの発売日まで。

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