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アルク、100万語を収録した英和/和英辞書CD-ROM『英辞郎』を発売


2002年2月26日

(株)アルクは26日、英和/和英辞書データベース“英辞郎”をCD-ROMに収録、ガイドブックと合わせてCD-ROM付き書籍『英辞郎』として3月6日に発売すると発表した。価格は1800円。対応OSは、Windows 95/98/Me/2000/NT4.0、およびMac OS 8.1/8.5/8.6/9.0/9.1。

英辞郎パッケージ
CD-ROM付き書籍『英辞郎』のパッケージ

“英辞郎”は、プロの翻訳家/通訳者集団“EDP(Electronic Dictionary Project)”が10年以上編纂作業を続けている英和/和英辞書データベース。収録語数は英和/和英合わせて100万語以上となっている。

アルクは、従来より同社ウェブサイト上で“英辞郎”を利用した英和/和英辞書検索サービス“英辞郎 on the Web”を展開しているが、今回“英辞郎”のデータを収録したCD-ROMと書籍(ガイドブック)をセットにして店頭販売を行なうという。

CD-ROM版英辞郎は、通常の単語検索機能のほか、画面上で英文を表示する際、訳を知りたい単語にカーソルを合わせるとポップアップで訳語が表示される“ポップアップ検索”機能、旅行や大学入試といった用途に応じて表現集/単語集を表示する“ラベル検索”機能などを搭載する。収録語句は100万語以上。また書籍には、英辞郎の使用解説のほか、EDPによる英辞郎編纂物語、英辞郎に関する質問集などが掲載されている。

また同社は、“英辞郎 on the Web”の次期バージョンを4月末にリリースするという。現在の“英辞郎 on the Web”では、検索の際“英和”か“和英”を選択しなければならないが、次期バージョンでは入力された言葉が日本語かアルファベットかによって英和/和英を自動的に判断し結果を表示できる。

また、検索オプションを追加し、“前方一致”“部分一致”“後方一致”“完全一致”による検索が可能。さらに、検索結果表示後に検索条件の絞り込みなどを行なえる“検索条件変更フォーム”や、和英検索で複数の英単語が結果表示された場合、その単語をクリックすると別ウインドーで訳の詳細を表示する“孫引き検索”なども用意される。

EDP代表である翻訳家の道端秀樹氏は“英辞郎”を作り始めた経緯について、「翻訳作業を行なっていると、市販の辞書では意味の分からないものが出てくる。そういった場合翻訳家は、バイリンガルの知人に聞いたりインターネットで調べたりして、分かったものをパソコンに入力し、自分用の用語集(データベース)を作っている。ある時、それぞれの翻訳家が持っている個人の用語集を集めれば、短期間で大きな辞書ができるのではないかと考え、プロの翻訳家や通訳者に協力してもらい“英辞郎”が誕生した」と語った。

なお同氏は「編纂側にとっては100万語ではまだまだ足りない。どんな単語、用語を引いても載っていて初めて辞書になる。少なくとも1000万語は必要だと思う」としている。ちなみに1000万語が実現するのは「現在の開発ベースで考えると、あと75年かかる(笑)」とのこと。

EDP道端秀樹氏
EDP代表の道端秀樹氏。「“英辞郎”の郎は、“いい辞書になるようがんばろう”の“ろう”なんです」

またアルクは、今後の語学教育事業ビジョンとして、“スペースキャンパス構想”を発表した。スペースキャンパス構想は、インターネットをコアのインフラとし、ユーザーや関連企業、教育機関などと語学教育に関する双方向コミュニケーション環境を確立するというもの。アルクは構想実現に向けて、今年中にコミュニケーションアシストサイト“My ALC”を、2005年までにコミュニケーションポータルサイト“Space Campus”をオープンするとしている。

“My ALC”は、語学教育におけるユーザーひとりひとりの目標やスキル、環境に合わせたカウンセリングやカリキュラム学習などを提供するもの。また“Space Campus”は、企業や教育機関、個人などが参加し、目標や研究テーマ、興味などに応じてコラボレーション学習を行なうというもの。あるテーマについて教えたい人と学びたい人が互いに参加し合い、情報交換をしたり議論をしたりすることで、それぞれが情報を共有できる知的コミュニケーションの場が構築できるという。

アルク代表取締役社長の平本照麿氏は、「スペースキャンパスは未来の学園都市。海外の教育機関のe-ラーニングサービスにもアクセスできるようにしたい。ウェブと実社会での学習をミックスすることで、語学教育が効率の良いものになる。いつでもどこでも学習できるように、あらゆる情報端末に対応していく」としている。

アルク平本社長
アルク代表取締役社長の平本照麿氏

(編集部 桑本美鈴)


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