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シマンテック、企業向けウイルス対策ソフトの新製品を発表


2002年4月2日

(株)シマンテックは2日、都内の本社に報道関係者を集め、ロータスのノーツ/ドミノに対応した、グループウェア向けウイルス対策/フィルタリングソフト『Symantec AntiVirus/Filtering 3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000』と、ウェブゲートウェイ向けウイルス対策/コンテンツフィルタリングソフト『Symantec Web Security 2.5』の2製品を、19日に発売すると発表した。

『Symantec AntiVirus/Filtering 3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000』
『Symantec AntiVirus/Filtering 3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000』

『Symantec AntiVirus/Filtering 3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000(シマンテック・アンチウイルス/フィルタリング 3.0 フォー・ロータス・ドミノ・オン・ウィンドウズ/NT、以下SAV/F Domino Windows)』は、ロータス・ノーツ/ドミノデータベース上の電子メール/添付ファイルの常時監視やデータベースのスキャン、および感染ファイルの修復などを行なえるセキュリティーソフト。同社が1月に発表した『同 2.5』のバージョンアップ版。

コンテンツフィルタリングの設定画面
コンテンツフィルタリングの設定画面
語句を指定して、コンテンツフィルタリングを行なえる
語句を指定して、コンテンツフィルタリングを行なえる

新機能として、コンテンツフィルタリング機能を搭載したほか、管理機能、レポート・警告機能、定義ファイルの自動アップデート機能“LiveUpdate”などを強化している。コンテンツフィルタリング機能は、同社が特許を取得している日本語解析技術“Dynamic Document Review(DDR)”を利用して、コンテンツで許容できるあらかじめ定義した単語の許容値と、メールの件名や本文、および添付ファイルを照合して、不適切な場合にブロッキングを行なえる。またスパムメールの遮断や、業務に関係のないウェブブラウジングの制御も可能。これにより、生産性の向上が図れるとともに、法律上のトラブルを未然に回避できるという。

コンテンツフィルタリング後のログ
コンテンツフィルタリング後のログ

管理機能は、ロータス ドミノの管理下にあるファイルサーバーを仮想的にグループ化し、グループごとにセキュリティーポリシーを設定できるようになったほか、グループ内のすべてのサーバーに、同一の設定ファイルを同時に配布できるようになった。また、ネットワークを直接の感染経路として利用する“マスメーラー型”のウイルスによって、同じ内容のメールが大量発生した場合、感知して早期にブロックする“アウトブレーク管理”機能を備えた。

レポート・警告機能は、クエリーのカスタマイズによって、サーバーを指定して必要な情報だけをレポートできるようになったほか、CSV/XML/HTML形式によるレポート出力が行なえるようになった。LiveUpdateは、更新チェックの間隔を自由に設定できるようになり、1時間単位での更新も可能になった。このほか“否認メッセージ機能”も備えた。これは、社外への送信メールのヘッダーやフッダーに、自動的にメッセージを挿入する機能。メール受信者以外の、不正な閲覧や使用を防ぐ警告のメッセージなどを挿入できる。

LiveUpdateにより、自動的に定義ファイルのアップデートを行なえる
LiveUpdateにより、自動的に定義ファイルのアップデートを行なえる

SAV/F Domino Windowsに必要なシステム環境は、OSがWindows NT(SP6a以上)/2000 Server/2000 Advanced Server(SP2以上)に対応し、Lotus Domino 5.0.8以降が必要。このほか、メモリーが256MB以上と、HDDの空き容量が、インストール時に25MB以上、運用時には300MB〜1GB程度必要となる。

価格は、ライセンス単価が3090円(アップデートは含まれない)で、製品のバージョンアップ時にアップグレードが受けられるアップグレード保険の単価は1年あたり620円(ともに100〜249ライセンスの場合/ライセンス数はノーツのクライアント数で決定)。

『Symantec Web Security 2.5』のメイン画面
『Symantec Web Security 2.5』のメイン画面

『Symantec Web Security 2.5(シマンテック・ウェブ・セキュリティ 2.5、以下SWS)』は、企業のウェブゲートウェイにおいて、ウイルスのブロックと、不適切なウェブコンテンツのフィルタリングを行なうソフト。ウイルスとウェブコンテンツの両方を1回でスキャンし、ウイルスや不適切なコンテンツの排除を行なう。同社のゲートウェイ用ソフト『Norton AntiVirus for Gateways Solutions(ノートン・アンチウイルス・フォー・ゲートウェイ)』と組み合わせて、『Norton AntiVirus Gateways Solution』として販売する。なお、ユーザーインターフェースは英語のみで、日本語化の予定はない。

レポート作成画面
レポート作成画面

コンテンツのフィルタリング機能は、業務上不適切と想定されるウェブサイトへのアクセスを制御するもので、同社の専任チームが作成した約170万件のURLリスト(うち日本語7万)と30のカテゴリー、14ヵ国語対応の辞書を利用する。またリストベースのフィルタリングだけでなく、DDRを利用して、コンテンツの文脈に基づいて、ウェブドキュメントをリアルタイムにチェックできる。ユーザーの環境に合わせてカスタマイズも可能で、望ましくない単語を含むサイトへのアクセスをブロックできる。

LDAPによるディレクトリーサービスの設定画面
LDPAによるディレクトリーサービスの設定画面

新機能は、Windows NTのUsers/Groupに対応したこと。これにより、SWS用のデータベースを新たに作成することなく利用できる。また、LDAP(Lightweht Directory Access Protocol)をサポートしたことによって、大企業においても、SWSを容易に導入できるようになったという。

同製品の動作環境を表わす構成図
同製品の動作環境を表わす構成図

同製品の動作環境は以下の通り。Windows NT/2000版は、OSがWindows NT Server 4.0(SP6.0a以上)/2000 Server SP2/2000 Advanced Server(SP2以上)に対応し、CPUはPentium II以上、メモリーは256MB以上、HDDの空き容量は、インストール時に500MB以上、運用時に400MB以上必要。Solaris版は、OSがSolaris 2.6/7/8(SPARC版のみ)に対応し、メモリーは256MB以上、HDDの空き容量はインストール時に500MB以上、運用時に400MB以上必要。このほか、CD-ROMドライブ必要となっている。対応するウェブブラウザーは、Internet Explorer 5.0以降、Netscape Navigator 4.7以降。

価格は、ライセンス単価が90万円で、アップグレード保険の単価は1年あたり18万円(ともに1〜250ライセンスの場合)。

シマンテックの製品構成
シマンテックの製品構成

発表を行なった、同社製品企画部の吉田一貫氏によれば、同社は、企業向けの製品のブランドを“Symantec”とし、コンシューマー向け製品のブランド“Norton”との差別化を図っていくという。これについて、同社ビジネス・アドミニストレーション本部製品企画部部長の冨井亘氏は「企業向けとコンシューマー向けと、どちらにも力を入れていくことには変わりないが、シマンテックというと“Norton”というイメージが強いので、企業向けの製品も扱っていることをアピールし、エンタープライズ向けのマーケティングも積極的に行なっていく」と述べた。

同社製品企画部の吉田一貫氏
同社製品企画部の吉田一貫氏

同社は、両製品の初年度の販売目標を、それぞれ3億円と見込んでいる。

(編集部 田口敏之)


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