日本BEAシステムズ(株)は23日、ウェブアプリケーションサーバーの最新版『BEA WebLogic Server 7.0J』を5月31日に発売すると発表した。価格は1CPU当たり198万円。
製品の説明を行なった米BEAシステムズ社CTOのScott Dietzen氏 |
『BEA WebLogic Server 7.0J』は、UNIXやLinux、Windowsなどマルチプラットフォームに対応したウェブアプリケーションサーバー。J2EE 1.3(Java2 platform, Enterprise Edition 1.3)に正式準拠し、ネットワークプロトコルやデータベース、メッセージングシステムなどにアクセスできる。また、J2EEアプリケーションからウェブサービスアプリケーションへ変換する機能も用意されている。
さらに、パフォーマンスを向上させ、4月2日付で公表された“ECper”(Enterprise JavaBean(EJB)のベンチマークテスト)では、アプリケーションサーバー製品として第1位の処理速度と第1位の価格性能比を実現したという。
なお同社は、『BEA WebLogic Server 7.0J』のほか、ポータル製品『BEA WebLogic Portal』、各種アプリケーションを統合するためのプラットフォーム製品『BEA WebLogic Intergration』、統合開発フレームワーク『BEA WebLogic Workshop』をパッケージ化し、製品バージョンおよびインストーラーを統一したアプリケーションインフラストラクチャー製品『BEA WebLogic Platform』を今夏リリースするとしている。
統合開発フレームワーク『BEA WebLogic Workshop』の画面 |
本日都内ホテルで行なわれた説明会で、米BEAシステムズ社CTOのScott Dietzen(スコット・ディッゼン)氏は「われわれはウェブアプリケーションサーバーのリーダーであり、今後も成長し続ける。ウェブサービスにおいて、JavaプラットフォームとMicrosoft .NETとの競争があるが、Javaにおいてはウェブサービスやコネクター、ワークフローなどの標準を定義することで統合されたプラットフォームを実現できる。.NETはWindows中心のアーキテクチャーにとどまるだろうが、JavaプラットフォームはWindowsだけでなくUNIXなどマルチプラットフォームに対応する」としている。