日本アイ・ビー・エム(株)は24日、ホームページ作成ソフトの最新版『ホームページ・ビルダー 7』の機能概要を報道関係者向けに説明した。
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| 『ホームページ・ビルダー 7』のパッケージ |
今回のホームページ・ビルダー 7は、ユーザーレベルを初級者から中、上級者に分け、それぞれのレベルで編集スタイルを選べるようになっている。用意される編集スタイルは、子供やシニアにも分かりやすい初級者向けの“かんたんスタイル”、従来のホームページ・ビルダーに慣れている中級者向けの“スタンダードスタイル”、HTMLのソース編集を中心とした上級者向けの“エディターズスタイル”の3種類。これらの編集スタイルは自由に切り替えられるようになっている。
かんたんスタイルは、すべての作業をウィザード形式で行なえる“かんたんナビ”を搭載する。かんたんナビは、画面上部の“かんたんナビバー”と、画面左部の“かんたんナビメニュー”の総称で、作成から公開までの手順にそって目的別にツールアイコンが用意されており、ユーザーが行ないたい作業をすぐ探せるようになっている。Windowsメニューや初心者に必要ないと思われる機能(ソース編集)などは極力表示せず、またツールアイコン表示を大きく見やすくするなど、初心者でも分かりやすい画面インターフェースとなっているが、提供している機能自体は他のスタイルとほとんど差がないという。
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| かんたんスタイルの画面。水色の部分がかんたんナビ。各種ツールアイコンも大き目 |
スタンダードスタイルは、従来のホームページ・ビルダーに最も近いユーザーインターフェースを持つ。また、最初にかんたんスタイルを使っていたユーザーが、ステップアップする際、初めてスタンダードスタイルを選ぶと、かんたんナビがそのまま表示され、違和感なくスタンダードスタイルに移行できるようになっている。必要なメニューのみを表示するカスタマイズも可能。さらにスタンダードスタイルは、画面右部に、編集画面内で選択された画像など各種コンテンツのプロパティーを表示する“属性ビュー”を備えており、属性ビュー内で各種値を入力すると、その値が自動的にコンテンツに反映されるようになっている。
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| スタンダードスタイルの画面。左部の素材メニューは、かんたんナビメニューと切り替え可能 |
エディターズスタイルは、編集画面とHTMLソース画面を同時に表示するスタイルで、ソース編集をメインとしながらも、テーブルタグ作成など面倒な作業はGUIで行ないたいという上級者向けのスタイル。スタンダードスタイルのGUIをカスタマイズしたものなので、機能はスタンダードスタイルと同じという。素材ビューなどをなくしてドキュメントアウトライナーを前面に出し、タグの属性をすぐに変更できるようになっている。
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| エディターズスタイル。ソース編集画面とGUI編集画面を同時に表示する。ソースを変更するとGUI画面側にすぐに反映される。その逆も同様 |
また、従来のホームページ・ビルダーでは、ドラッグ＆ドロップで画像や文章などを任意の位置にレイアウトできる“どこでも配置モード”で作成したページが、Internet ExplorerとNetscape Navigatorとで画面表示が異なることがあったが、今回の7では、IEとNNで共通のレイアウトに変換して保存する機能を新たに搭載した。どこでも配置モードはCSS(カスケードスタイルシート)の絶対値ポジションを使用しているが、これを表(TABLE)タグを利用したレイアウトに変換するもので、これによりブラウザーの影響を受けずに作成したページを表示できるようになった。
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| Internet ExplorerとNetscape Navigator共通のレイアウトに変換して保存する機能 |
そのほか、作成したホームページの全体構造をビジュアルで表示/印刷できるビジュアルサイト機能や、複数の画像をスライドショー風に閲覧できるサムネイル機能を搭載、また、ロゴの再編集について、従来は画像編集ツール『ウェブアートデザイナー』を起動しなければできなかったが、今回よりホームページ・ビルダー上で再編集できるようになった。
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| 作成したホームページの全体構造を表示できるビジュアルサイト機能 |
『ホームページ・ビルダー 7』の製品ラインナップは、スタンダード版『ホームページ・ビルダー 7』のほか、バージョンアップ版『ホームページ・ビルダー 7 バージョンアップ版』、『ホームページ・ビルダー 7 学割パック』、さらに『デジカメの達人POWER＋』とIBM特製マウスパッドを同梱した『ホームページ・ビルダー 7 トクトクパック』、グループ利用向けの10ライセンス入りパック『ホームページ・ビルダー 7 10ライセンスパック』の5種類。対応OSはWindows 98/Me/2000/NT4.0/XP。同社は、発売日や価格など詳細については10月9日に正式発表するとしている。
