このページの本文へ

トレンドマイクロ、ICAP対応のウェブアクセスセキュリティーソフト2製品を発売

2003年02月17日 18時09分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

トレンドマイクロ(株)は17日、企業、官公庁、学校、ISP/ASPサービス事業者向けに、キャッシュサーバーのオープンプロトコル“ICAP”に対応した新製品として、HTTPゲートウェイでのウイルス対策ソフト『InterScan WebProtect 1.5 for ICAP』(以下ISWP 1.5 ICAP)を3月20日から、同製品との併用も可能なコンテンツフィルタリングによるウェブアクセス管理ソフト『InterScan WebManager 2.1 for ICAP』(以下ISWM 2.1 ICAP)を3月24日から販売すると発表した。価格はISWP 1.5 ICAPが700アカウントの場合で126万円、ISWM 2.1 ICAPが30アカウントの場合で23万8000円(アカデミック価格は30アカウントで14万2000円)。

『ISWP 1.5 ICAP』は、ICAP 1.0対応のキャッシュサーバーを利用する企業などに、キャッシングゲートウェイにおいてHTTP、FTP over HTTP経由で侵入するウイルスへの対策を提供するソフトウェア。今回新たに、ウイルスの大規模感染から企業を守るための同社の構想“トレンドマイクロ エンタープライズ プロテクション ストラテジー”用の統合管理ツール『Trend Micro Control Manager 2.5』(同梱されている)と連携し、緊急時にウイルス感染が予想されるウェブサイトや、ウイルスファイルの侵入を一時的にブロックすることで、ウェブ経由で感染するウイルスを防御する“アウトブレークプリベンションサービス(OPS、予防機能)”の実行が可能となった。なおICAP 1.0への対応により、従来のセルフプロキシ型のウイルス対策製品や、アプライアンス製品より5~10倍のパフォーマンス(同社テストによる)が可能なほか、サーバーの追加も容易で、負荷分散やロードバランシングが可能になる。

対応OSはSolaris 8(32bit/64bit)/9(同)。対応プラットフォームは、米ネットワーク・アプライアンス社のNetCache C6100/C3100/C2100/C1200/C1105/C1100(NetApp NetCache リリース5.3.1以降)、ブルーコートシステムズ(株)のSG800/SG6000シリーズと旧CacheFlow 600/3000/5000/6000(SGOS 2.1.06以上)。

『ISWM 2.1 ICAP』は、有害サイトや業務に不必要なサイトへのアクセスを制限するウェブアクセス管理ソフト。ブラックリスト方式を採用したURLデータベースは、有識者が目視確認を行なって登録するため、精度の高いURLリストを提供するという。今回新たにICAP 1.0に対応し、パフォーマンスの向上が可能になったほか、規制リストに拡張子やファイル名/ディレクトリーを登録する機能やブラウザーのバージョンを規制する機能、オーバーライド機能を追加、LDAP連携にも対応した。

対応OSはSolaris版がSolaris 2.6/7/8(32bit/64bit)/9(同)、Linux版がRedHat Linux 7J、7.1、7.2、7.3、8 Professional。対応プラットフォームはISWP 1.5 ICAPと同じ。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン