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NEC、電子文書の原本性を保証する『Carassuit原本保管サーバ』を発売

2003年07月17日 22時59分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は17日、電子文書の改ざんや不正使用などを防止するために、電子文書の原本性を保証するソフト『Carassuit(カラススイート)原本保管サーバ』の販売を同日付けで開始したと発表した。価格は700万円から。

『Carassuit原本保管サーバ』は、電子署名技術や暗号化技術を利用して、電子文書の改変履歴を記録して改ざんを防止する“完全性”、電子文書ごとにアクセス制御を行ない、電子文書の盗難や漏洩などを防止する“機密性”、電子文書の内容を必要に応じて表示する“見読性”に対応したのが特徴。電子文書を暗号化するほか、登録/更新/削除などのアクセス履歴や、システムへのログイン/ログアウトなどのアクセス履歴に、文書固有の改ざん検証用データ“ハッシュ値”(ハッシュ関数を利用して生成する固定長の数字列)を付加して管理する。また、原本保管時に時刻証明情報(タイムスタンプ)を付加するだけでなく、時刻証明情報の有効期限が切れる前に再び時刻証明情報を更新し続けることで有効性を延長できるという。

同社では、官公庁/自治体/企業向けのセキュリティー製品として販売し、今後3年間で100サーバーの販売を見込んでいる。

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