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ユーリードシステムズ、DVDオーサリングソフト『DVD MovieWriter 4』を4月22日に発売

――「HDDは映像の墓場ではない! DVDに焼いて共有することが我々のミッション」とリン氏


2005年3月2日
取締役の大河原明人氏
最初に壇上で挨拶した取締役の大河原明人氏

ユーリードシステムズ(株)は2日、東京・表参道の青山ダイヤモンドホールでプレスカンファレンスを開催し、統合型DVDオーサリングソフト『DVD MovieWriter 4』を4月22日に発売すると発表した。価格は通常パッケージが1万5540円、ユーリードシステムズのビデオ編集/DVDオーサリング製品ユーザー向けの優待アップグレード版が7329円、他社のビデオ編集/DVDオーサリング製品ユーザー向けの乗り換え版は1万290円、ダウンロード版(ESD版)は9240円、学教関係者向けのアカデミック版は8190円など。また、5月20日にはオフィシャルガイドブックとチュートリアルDVDが付属する“入門セット”(1万8690円)も発売予定。



DVD MovieWriter 4の世界観
DVD MovieWriter 4の世界観
DVD MovieWriterシリーズの売上推移(OEM/バンドル版は除く)
DVD MovieWriterシリーズの売上推移(OEM/バンドル版は除く)

発表会には代表取締役社長のピーター・リン氏、取締役の大河原明人氏、プロダクトマネジメント部の松延俊英氏、台湾ユーリードシステムズ(Ulead Systems)社のプロダクトマネジメント部のDr.ウェン・チェン・リュ(Wen-Chien Liu)氏、およびゲストとして女子プロサッカーチームの“日テレ・ベレーザ”から松田岳夫(まつだたけお)監督、澤 穂希(さわほまれ)選手、荒川恵理子選手、川上直子選手らが登場し、製品発売に向けてエールを送った。

台湾ユーリードシステムズのプロダクトマネジメント部のDr.ウェン・チェン・リュ氏
台湾ユーリードシステムズのプロダクトマネジメント部のDr.ウェン・チェン・リュ氏(左)

DVD MovieWriter 4は、MPEG-2動画編集とDVDメニュー作成やチャプターの追加・変更などを初心者にもわかりやすいインターフェースで実現した統合型DVDオーサリングソフト。2004年2月に発表された前バージョン『DVD MovieWriter 3』から、

  • ファイルのドラッグ&ドロップでDVDビデオや音楽CD、データCD/DVDなどを作成可能な“おまかせBOX”機能の搭載
  • 16:9のワイドアスペクトの動画やDVDメニューの作成に対応
  • TV番組の録画映像において、CMと本編の区切れを自動検出する“CM自動検出機能”の搭載
  • テンプレートで作成後に、ボタンやタイトルの配置やサイズを自由にカスタマイズできる“メニュー作成機能の強化”
  • 4.7GB超のデータを1枚のDVDメディアに収録できるよう圧縮する“DVD-Video高速シュリンク機能”の搭載

などの改良が加えられているという。

“おまかせBOX”
“おまかせBOX”は、アイコンを1つずつ(もしくはまとめて)移動して配置を変更することも可能
メインメニュー
メインメニューも目的別に並べて初心者にわかりやすく改良したという

おまかせBOXは、Windowsのデスクトップ上に常時表示される大きなアイコンにファイルをドラッグ&ドロップすることで、CD/DVDの作成を開始する新インターフェース。直感的な操作を実現する。

ワイドアスペクトへの対応は、4:3の映像ソースに左右の余白(黒帯)を追加することで映像自体の縦横比を変更することなく(映像の中の人物が横に伸びずに)16:9のワイド映像を作成できるというもの。

CM自動検出機能
CM自動検出機能
DVD-Video高速シュリンク機能
DVD-Video高速シュリンク機能

CM自動検出は、一般的には音声のモノラル/ステレオの切り替えを検出するのみだが、今回独自の検出機能を開発し、高精度なCM検出を実現するという。リュ氏は、「アルゴリズムの詳細は明かせないが、800GB以上の日本の録画映像を使って解析し、CMと本編映像の間にある特定の信号パターンを発見した。その後、さらに5ヵ月に渡って300GBの異なる映像で検証、実証できたので採用した。これほど多くの日本の番組を見ているうちに、“東西料理軍(どっちの料理ショウ)”がとても好きになった」と開発時の裏話を示しつつ、自信をうかがわせた。検出速度は同社の実測値として、Pentium 4-2.60GHz搭載のパソコンで1時間番組に行なった場合、10分程度で自動検出できるという。

そのほか、エンコード時間は従来よりかかるものの高圧縮で高品質な映像を作成できるという“2-Passエンコード機能”の搭載、最大500枚の静止画を取り込んでパン(カメラの水平移動)やズーム(拡大縮小表示)を組み合わせた“スライドショー作成機能”の強化、2層合計で8.5GBの記録が可能なDVD±R DLへの記録に対応(DVD-R DL対応は後日アップデートパッチを配布)などが行なわれている。

入力/出力の対応フォーマットは次のとおり。

動画
入力:DVD-Video/DVD+VR/DVD-VR/MPEG-1/MPEG-2/DV AVI/DAT/VOB/MPV/Windows Media(WMV、ASF)/QuickTime(MOV、QT)/Ulead VideoStudio Project
出力:MPEG-1/MPEG-2/Windows Media(WMV、ASF)/QuickTime(MOV、QT)
静止画
入力:BMP/GIF/JP2/JPC/JPG/PNG/TGA/TIF
出力:BMP/JPG
音声
入力:CDA/LPCM/MPEG Audio(MPA、MP3)/WAV/Dolby Digital/Windows Media(WMA)/Ogg Vorbis(OGG)
出力:CDA/LPCM/MPEG Audio(MPA、MP3)/WAV/Dolby Digital/Windows Media(WMA)/Ogg Vorbis(OGG)/AU

対応OSはWindows 2000/XP。動作環境はCPUがPentium III-800MHz以上/Athlon-800MHz以上。メモリー256MB以上(512MB以上を推奨)、HDD 950MB以上(プログラムインストール用)など。


日テレ・ベレーザ 監督の松田氏
日テレ・ベレーザ 監督の松田氏
日テレ・ベレーザの川上/荒川/澤の3選手
アテネ五輪では“なでしこジャパン”としても活躍した、日テレ・ベレーザの川上/荒川/澤の3選手(右から)

ゲストで登場した日テレ・ベレーザ 監督の松田氏は、「試合や練習の様子を撮影し、選手に見せることで指示がより的確に伝わるようになる。特に、なかなか伝わりにくい選手もいますから(と、荒川選手を見ながら)。以前はビデオテープを使っていたが、DVDにするとメニューを作っておいて見せたいシーンがすぐに出せて便利。シュートシーンや守備のシーンにストップモーションを入れたり繰り返し見せることで、選手が理解しやすいような工夫をしている。自分のプレイを見る機会はなかなかないが、サッカーでは非常に大事なこと」とDVD作成を選手育成に活用している一端を紹介した。

川上/荒川/澤の3選手は、「(自分はまだ移籍してきて間がないので、日本代表の活動の中で見せてもらったが)ビデオと違って、画面上に文字や言葉、矢印などの説明が追加されていてわかりやすい」(川上選手)、「センスがいいともいます。ロマンチックでいいですね(笑)」(荒川選手)、「(自分のプレイを振り返って)何がよくて、何が悪いかというのも映像だと理解しやすい」(澤選手)と、自らが時間を削ってDVD編集に勤しむ監督をねぎらうようにコメントした。

代表路取締役社長のリン氏と日テレ・ベレーザの選手/監督が記念撮影
代表路取締役社長のリン氏(右端)と日テレ・ベレーザの選手/監督が記念撮影

最後に、この発表会後にすぐに台湾へ渡って、「“DVD MovieWriter 5”の予算会議に出席しなければならない」とやや急いていた代表取締役社長のリン氏が、「HDDはビデオや静止画の墓場ではない。今までは録画したものをHDDに落として、そのままだった。しかしそれはよくない。HDD付きDVDレコーダーでようやくDVDに焼く人が増えてきたが、我々のミッションはこの“DVDに焼いてデータを共有する楽しみを盛り上げていくこと”だ。そのために、説明書を読まなくても使えるようなソフトにしていきたい」と、DVD MovieWriterの役割、ユーリードシステムズのミッションを力強く示した。

(編集部 佐久間康仁)


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