アドビ システムズ(株)は28日、入門者向け画像編集ソフト『Adobe Photoshop Elements 4.0 日本語版』のMac OS X対応版を4月中旬に発売すると発表した。価格は、店頭販売される通常版パッケージ製品は1万3440円、ダウンロード購入は8100円。Photoshop Elements/LEシリーズ、PhotoDeluxeシリーズ、iPhoto、そのほか日本語版画像編集ソフトの正規登録ユーザー向け“乗換え/アップグレード版”パッケージは9240円、同ダウンロード購入は5900円。学教関係者向けの“アカデミック版”は7140円。
 |
|---|
| 『Adobe Photoshop Elements 4.0 日本語版(Macintosh版)』のパッケージ |
Photoshop Elements 4.0は、2005年9月にWindows版が発表されているが、5ヵ月遅れでのMacintosh版登場となる。機能的にはWindows版と同等で、写真合成に便利な“マジック選択ブラシ(背景に当たる部分をマウスカーソルでなぞると背景と被写体の境目を自動検出して範囲選択するブラシツール)”、“マジック抽出(残したいところと消去したいところでそれぞれ特徴的な部分を選択すると自動的に残したいところだけを切り出す抽出ツール)”、フラッシュを使って撮影したポートレートの補正に便利な“自動赤目補正”などを新たに搭載。
また、写真の中から顔の領域を中心に切り出してサムネールとして並べる“名札付け”機能を備えるほか、Mac OS X版の独自機能として、大量の写真を手早く閲覧したり、目的の写真を探し出すのに便利な“Adobe Bridge for Photoshop Elements”を搭載する。Windows版では画像管理ソフトとして“Photo Downloader”が搭載されていたが、マルチメディアファイル管理ツール“Adobe Bridge”が付属したことで、ほかのアドビ製品(CS2シリーズ)との連携がスムーズに行なえるというメリットがある。
対応OSはMac OS X 10.3/10.4。動作環境は、CPUがPowerPC G3/G4/G5プロセッサー、メモリー256MB、HDD 950MBなど。
