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AMD、5x86コアを搭載した組み込み用マイクロコントローラー『Elan SC520』を発表

1999年08月26日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本AMD(株)は、同社の133MHz動作『Am5x86』プロセッサーをコアとして、16KBライトバックキャッシュ、PC/AT互換の周辺チップ、SDRAMメモリーコントローラー、PCIバスインターフェースなどを統合した組み込み用マイクロコントローラー『Elan SC520』を発表した。133MHz版と100MHz版の2種類があり、1万個ロット時の価格は133MHz版が4370円、100MHz版が3785円となっている。



Elan SC520には、上記の機能のほか、同期/非同期シリアルコントローラー、GPバス(拡張されたISAバス)インターフェース、および廉価なICE(イン・サーキット・エミュレータ―)とシステムレベルデバッグを実現する“AMDebug”機能が搭載される。AMDによれば、システムとしての性能はほぼPentium-100MHzベースのシステムに匹敵するとしている。PC/AT互換機としての機能を備えることで、x86アーキテクチャーに対応したすべてのOSが動作可能という。

Elan SC520は0.25μmプロセスで製造され、388ピンのPBGA(プラスチック・ボール・グリッド・アレイ)パッケージで提供される。

ターゲットとする製品分野は、デジタル・セット・トップ・ボックス、ウェブフォン、シン・クライアント、POS端末、電話交換機、リモート・アクセス・ルーターなどとしている。現在一部の企業向けにサンプル出荷を開始しているが、本格的なサンプル出荷は第4四半期、量産出荷は2000年第1四半期を予定している。

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