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東芝、フルカラー高分子有機ELディスプレーを開発

2001年05月30日 19時14分更新

文● 編集部

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(株)東芝は30日、26万色表示が可能な有機ELディスプレーの開発に成功したと発表した。

開発したフルカラー有機ELディスプレー開発したフルカラー有機ELディスプレー

開発した2.85インチ有機ELディスプレーは、64階調(6bit)の26万色表示に対応し、画素数は144×176の“Q-CIF(Quarter Common Intermediate Format)”対応。画素ピッチは0.318×0.318mm(1インチ当たり80画素)。同社では、高分子有機EL材料とパネルへの塗布に必要な溶媒の技術開発のほか、独自の低温ポリシリコンTFT技術を採用し開発したもので、これらの技術は大型ディスプレーの開発にも向いているという。

当初、携帯電話やPDAなどの中小型ディスプレー向けから生産を開始し、その後、64階調以上を必要とする中大型ディスプレーに対して、今回開発した技術を適用していくとしている。

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