日本アビオニクス(株)と日本電気(株)は18日、世界最小というBluetooth用送受信モジュールを共同開発し、9月にサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は1万円で、日本アビオニクスが販売する。
1円玉の上に置かれたBluetooth用送受信モジュール |
開発したモジュールは、基板の平面方向の収縮率のばらつきを従来の1/4の0.05%以下にしたキャビティー付きLTCC(低温同時焼成セラミック)多層基板と、コンデンサーとインダクター素子による内層フィルター形成などの高周波回路設計技術を採用し、ベアチップ、CSP、0603型チップなど40点の表面実装部品を高密度実装したもの。Bluetooth仕様Ver.1.1に準拠し、ベースバンド処理用LSI『PD72501』と米ブロードコム社のRFトランシーバーLSI『BCM2002XKMB』、NECラボラトリーズが開発し日本電気真空硝子(株)が生産するLTCC多層基板を採用する。サイズはシールドケース付きで幅14×奥行き10×高さ2mm、重量は0.7g。量産は2002年1月から月産10万個で開始する予定。