シャープ(株)は24日、光学系のサイズが1/3.2インチの200万画素CCD『RJ24N3AAOPT』を開発したと発表した。従来の130万画素CCDと同じサイズで200万画素にしたのが特徴。10月末にサンプル出荷を開始し、2002年3月に量産出荷を開始する。サンプル価格は3000円。
1/3.2インチ200万画素CCD『RJ24N3AAOPT』 |
『RJ24N3AAOPT』は、受光部を構成する画素のサイズを2.75μm角まで微細化したCCD。小型化したことにより、デジタルカメラの光学系の体積を従来より35%縮小できるほか、光学系の大幅な設計変更をせずに同社の130万画素CCD『RJ24J3AAX』との置き換えが可能。また、CCD信号処理用1チップシステムLSIや周辺IC、LCDインターフェースICなどのデジタルカメラを構成するキーデバイスを、システムソリューションとして提供することもできるという。原色カラーフィルターを採用し、アスペクト比は4:3。総画素数は214万で有効画素数は201万(水平1630×垂直1230画素)。感度は130mV、飽和出力は500mV。パッケージは16ピンプラスチックDIPで提供する。