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日本ビクター、MIDI電子透かし技術“MusicSign”を開発

2001年12月28日 16時31分更新

文● 編集部

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日本ビクター(株)は28日、携帯電話の着信メロディーフォーマットに変換しても透かし情報が残るMIDI電子透かし埋め込み技術“MusicSign”を開発したと発表した。

“MusicSign”のロゴ“MusicSign”のロゴ

これは、MIDIデータの標準ファイルフォーマットである“SMF(Standard MIDI File)用の電子透かし埋め込み技術。(社)音楽電子事業協会(AMEI)の推進するAMEI階層化透かし方式(標準化した第1層の電子透かしと、複数用意されている第2層の電子透かしを多重に埋め込む階層透かし方式)の第2層に認定されているという。透かしを埋め込んだSMFを着信メロディーフォーマットに変換しても透かし情報が残るだけでなく、それを再びSMFに再変換した後でも電子透かし情報を読み出せるのが特徴。また、第1層の標準電子透かし方式“MIDIsign”の透かしに影響を与えずに、新たに透かしを埋め込むことができるとしており、MusicSignとMIDIsignを併用することで親和性の高い階層化電子透かし埋め込みが可能になるという。

概念図
MIDI電子透かし技術“MusicSign”の概念図

同社は今後、MIDIデータコンテンツの制作者や配信事業関連事業者を対象に“MusicSign”のライセンス供与を行なうとしている。

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