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オリンパスと富士フイルム、デジタルカメラ用の新記録メディア“xD-Picture Card”を開発

2002年07月30日 17時46分更新

文● 編集部

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オリンパス光学工業(株)と富士写真フイルム(株)は30日、超小型記録メディアとして“xD-Picture Card(xDピクチャーカード)”を秋に発売すると発表した。両社はこれまでデジタルカメラ用記録メディアとして“スマートメディア”を利用してきたが、ユーザーからの、より小さいデジタルカメラの開発や、より大容量の記録メディアの利用、記録メディアを複数のデジタルカメラで利用したいといった要望に応えるために、今回、“xD-Picture Card”を開発したもの。製造は(株)東芝に委託する。

“xD-Picture Card”
“xD-Picture Card”

“xD-Picture Card”は、カードのサイズが幅25.0×奥行き20.0×高さ1.7mm(体積0.85ml)、重量は2g。読み出しは毎秒5.0MB、書き込みは16MB/32MBでは毎秒1.3MB、64MB以上では毎秒3.0MB。消費電力は25mW。 “xD-Picture Card”の名称は、“eXtreme Digital(最先端のデジタル)映像情報を記録、保存、伝達するeXcellent(すばらしい)記録メディア”という想いを込めて名付けたという。当初は16MB、32MB、64MB、128MBの4タイプを発売し、12月には256MBを、2003年以降、順次512MB、1~8GBの製品を発売する予定。カードの発売に合わせて、PCカードアダプターやUSB接続のxDピクチャーカードリーダー、コンパクトフラッシュカードアダプターなどを発売するとしている。また、“xD-Picture Card”と同製品を搭載したデジタルカメラを、秋にオリンパスと富士フイルムが順次発売する。

利用イメージ
“xD-Picture Card”のシステムイメージ

両社は、今後、ほかのデジタルカメラやプリンターのメーカーなどに“xD-Picture Card”の規格の採用を広く呼びかけるとしている。

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