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東芝、60GBの1.8インチHDD『MK6006GHA』を発表――5mm厚の30GBモデル『MK3006GAL』も

2004年08月04日 18時28分更新

文● 編集部

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(株)東芝は4日、容量が60GBの1.8インチHDDユニット『MK6006GHA』と、容量が30GBで厚さが5mmの『MK3006GAL』の2製品を開発したと発表した。第3四半期に量産を開始する。価格はオープン。同社では、デジタルオーディオプレーヤーやモバイルノートパソコンなどのモバイル機器を主なターゲットして販売する。

『MK3006GAL』と『MK6006GHA』
『MK3006GAL』(左)と『MK6006GHA』(右)

『MK6006GHA』と『MK3006GAL』は、ヘッド部に従来の“ピコスライダ”より約35%小型化された小型軽量の“フェムトスライダ”を採用するとともに、ヘッドとメディアの薄膜技術を改良することで、面記録密度を145Mbit/mm2(93.5Gbit/インチ2)に高め、プラッターあたりの容量を30GBにしたのが特徴。スピンドルモーターの回転制御に、従来のリニア駆動方式ではなく、エネルギー損失を抑えることが可能な“PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)方式”を採用し、HDD内部の電源に変換効率の高いDC/DCコンバーターを採用することで消費電力を従来製品より20%低減したという。サスペンションとアームも軽量化されており、動作時衝撃耐力は500G(2ms)になり、ヘッドの位置決めをフィードフォワード制御方式にしたことで、動作時の振動耐力も従来製品の2倍の2G(15~500Hz)に向上しているという。非動作時の耐力も、流体軸受けモーターの採用により、1500G(1ms)に向上している。さらにスピンドルモーターの駆動電流制御を正弦波駆動方式にしたことでアイドル時の動作音を16dBに抑えたとしている。

アップ1 アップ2
『MK6006GHA』

『MK6006GHA』は、ディスクが2枚/ヘッドが4個で、フォーマット後の記憶容量が60GB。平均シーク時間は15ms。回転数は毎分4200回転。バッファー容量は2MB。インターフェースはATA-6でUltra DMA/100に対応。本体サイズは幅54×奥行き78.5×高さ8mm、重量は62g。エネルギー消費効率は0.005W/GB。『MK3006GAL』は、ディスクが1枚/ヘッドが2個のモデルでフォーマット後の容量は30GB。本体サイズは幅54×奥行き78.5×高さ5mm、重量は51g。エネルギー消費効率は0.01W/GBとなる。

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