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NTTビジネスアソシエ、おサイフケータイをドアの鍵やセキュリティーシステムに利用する“MoCoCa”を開発

2006年03月08日 17時18分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・ビジネスアソシエ(株)は8日、おサイフケータイをマンションなどの住戸のキーシステムやセキュリティーシステムとして利用するシステム“MoCoCa(モコカ)”が完成したと発表した。これは、セキュラ(株)と共同開発したもので、同社が開発し、17日に完成する賃貸マンション“ガーデン中野”(東京都中野区中野)と“アソシエール早稲田”(東京都新宿区喜久井町)に第一号物件として導入するという。

ロゴマーク
“MoCoCo”のマーク

“MoCoCa(MObile COmmunication and control for Comfortable Area)”は、iモードFeliCa対応携帯電話機(おサイフケータイ)を玄関の鍵に利用するモバイルキーと、外出先から住戸内の情報をメールでリアルタイムに確認できる携帯連動セキュリティーシステムで構成される。モバイルキーは、集合住宅のエントランスや住戸の玄関をおサイフケータイで開錠するシステムで、鍵穴のない次世代ドアを採用したのが特徴。ドアの開錠通知をリアルタイムでメール配信したり、鍵の新規登録を休止を行なったりすることも可能。

セキュリティーシステムとしては“IP対応セキュリティ・インターホン”(ガーデン中野のみ導入)が用意されており、エントランスでの対応や訪問者の画像記録のほか、煙感知機などのアラートをリアルタイムでメール配信することもできる。不審者の画像記録なども行なえるとしている。

OSにはT-Kernelを採用し、高速暗号化処理や、電子錠の開閉に非接触ICカード技術“FeliCa”を採用することで安全性を高めるとともに、データ送受信を高速化したという。



システム構成図
システム構成

同社では今後、自社開発のマンションだけでなく、一般のマンションでも利用できるように検討を進めるとしている。

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