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デビットカードサービスのネーミングとロゴを発表

1998年11月04日 00時00分更新

文● 報道局 郷家香織

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 日本デビットカード推進協議会は、'99年1月のデビットカードサービス開始を2ヵ月後に控えた4日、デビットカードサービスのネーミングとロゴマークを発表した。

 ネーミングは、“J-Debit(ジェイ-デビット)”。“Japan”の“J”と、会計用語で即時決済を意味する“Debit”を組み合わせた造語。ロゴマークは、キャッシュカードと紙幣を組み合わせたデザインにした。

デビットカードのロゴマーク
デビットカードのロゴマーク



 デビットカードサービスとは、金融機関が発行するキャッシュカードを利用して、百貨店やスーパー、コンビニなどの加盟店で代金支払いを行なえるサービス。アメリカではすでに広く普及しており、日本でも6月22日に設立された日本デビットカード推進協議会が普及に向けての活動を行なっている。

 買い物やサービスを受ける際に、加盟店に設置されたカード端末にキャッシュカードを挿入し、商品代金を確認の上で暗証番号を入力すると、代金が利用者の預金口座から即時に引き落とされ、加盟店が指定する口座へ一括入金する仕組みになっている。オンライン間で伝送される電文を暗号化したり、本人確認のための暗証番号を届け出のあるものと一致するかチェックするなどの方法でセキュリティーを確保している。

 10月22日現在、914の金融機関と112の加盟店が参加を表明している。来年1月から郵政省、富士銀行、第一勧業銀行など金融機関8機関と、西武百貨店、日本交通公社、ローソン、コスモ石油など加盟店8社がサービスを開始する。ただしこの時点では、決済情報を集中管理する“クリアリングセンター”が稼動していないため、加盟店は個別に金融機関と契約を結ぶことになる。来年10月からはクリアリングセンターも稼動し、各銀行間の決済が可能となり、本格的にスタートするとのことだ。

    日本デビットカード推進協議会事務局TEL.03-3243-0781(月~金、9:30~18:00)

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