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和歌山県立串本高校商業クラブと栗源町立栗源中学校インターネット委員会が大賞!!――第2回ホームページコンテスト特別セミナー&表彰式より


1999年11月22日

20日、(財)国際コミュニケーション基金(ICF)が主催する第2回ICF ホームページコンテストの特別セミナーおよび表彰式が、東京・大久保のホテルストラーダで行なわれた。このコンテストは、中高校生たちがウェブでコミュニケーションをどのように図っていくのか、その新しい手法の発掘と育成を目的として開催されたもの。

21世紀の日本経済はインターネットを基に復調する
はじめに“コミュニケーション新時代が来る”と題したセミナーが、日本インターネット協会会長を務める高橋徹氏によって行なわれた。高橋氏は、インターネットのあり方や歴史、その文化について総括。米国に次いで世界2位のホスト数であることや、英語以外の言語では日本語を利用したサイトが最も多いことなど、日本の現状を述べた。

「インターネット利用人口の飛躍的増大から見て、21世紀の日本経済はインターネットを基に復調するのではないか」と示唆した。現在、米国に比べて日本は回線料金などのインフラ面で立ち後れが見られるが、バックボーンやアクセスラインの高速化は、技術面では実用可能段階に来ている。今後は公正な有効競争により、市場が活性化することが望まれる。

社会的には、インターネット犯罪の増加によって、現在はマイナスイメージが先行しているが、「どのメディアも登場した当初には常に叩かれるものであると認識し、正しい利用を広めていけば、ネットワーク的知性が勝利する」と強く語った。

講演の模様。特別セミナーの講師をつとめた高橋徹氏
講演の模様。特別セミナーの講師をつとめた高橋徹氏



次世代のインターネットサービスとしては、アクセス網の高速化、ビジネス文書の標準化などにより、国際電子商取引も本格的に展開されるものと考えられる。また、インターネットでの商取引の発展により、新しいサービスも生まれてきている。

『楽天市場』を代表とする電子モールの成功、無料PCの貸与や接続料の無料化による消費者の囲い込みなど、ビジネス構造が変化しはじめている。こうしたビジネス展開には、消費者の個人情報保全や決済方法など、安全性の確立も大きな課題である。

「来る21世紀には、学校や家庭でもインターネットに常時接続されるようになり、携帯端末の開発や映像アーカイブなど、情報化社会が実現されるだろう」と高橋氏は予測している。「こうした社会で知性を磨き上げる場こそ、インターネットだといえる。今日集まった高校生の皆さんも、来世紀に向けてインターネットの面白さをシェアしながら、今後も活躍していただきたい」と語った。

高水準な力作揃い。審査は難航
続いて、今回のコンテスト審査員として、セミナーの講師をつとめた高橋氏、KDDコミュニケーションズ代表取締役社長の村上仁己氏、JPNIC理事の池田佳和氏、ををつか屋システムの大塚秀雄氏、スパイスの内沼幸男氏が登壇。ホームページコンテストの表彰式に先立ち、国際コミュニケーション基金理事長の太田亨氏よりあいさつがあった。

表彰式に先立ち、あいさつを述べる、国際コミュニケ ーション基金理事長の太田氏
表彰式に先立ち、あいさつを述べる、国際コミュニケ ーション基金理事長の太田氏



講評は、セミナー講師をつとめた高橋氏が「独自性、質・量、意志、国際性、インタラクティブ性、コミュニケーション性などを考慮して審査した。応募作はどれも高水準で、審査は難航したが、価値のある素材をていねいに加工し、見やすくまとめてあるものとして大賞を選んだ」と述べ、各自の努力をたたえた。

講評を述べる高橋氏
講評を述べる高橋氏



コンテスト審査員として、前列右よりセミナーの講師を務めたた高橋氏、KDDコミュニケーションズ代表取締役社長の村上仁己氏、JPNIC理事の池田佳和氏、ををつか屋システムの大塚秀雄氏、スパイスの内沼幸男氏
コンテスト審査員として、前列右よりセミナーの講師を務めたた高橋氏、KDDコミュニケーションズ代表取締役社長の村上仁己氏、JPNIC理事の池田佳和氏、ををつか屋システムの大塚秀雄氏、スパイスの内沼幸男氏



賞状、目録は同財団専務理事の久保大三郎氏から授与された。大賞は、和歌山県立串本高校商業クラブ(http://www.aikis.or.jp/~khs/)と栗源町立栗源中学校インターネット委員会(http://www4.justnet.ne.jp/~kurimotojh/ )。
また、特別賞には唯一の個人受賞、吉本龍司さん(http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/ )と、富山県立富山高等学校『富校の杜』制作委員会(http://www2.nsknet.or.jp/~koh/tomikou/ )が選ばれた。

賞状を受け取る、大賞受賞者の和歌山県立串本高校商業クラブ代表、Craig Lawson君
賞状を受け取る、大賞受賞者の和歌山県立串本高校商業クラブ代表、Craig Lawson君



同じく大賞受賞の、千葉県栗源町立栗源中学校インターネット委員会
同じく大賞受賞の、千葉県栗源町立栗源中学校インターネット委員会



佳作は5作品で、 留学を考える中高生のページ(http://www.portnet.ne.jp/~yato/ )、 北海道函館中部高校パソコン研究部(http://www2.hotweb.or.jp/kanchu/)、常磐高等学校コンピューター部(http://www.urban.ne.jp/home/josame/tcom/ )、北海道札幌新川高等学校美術(http://www.netfarm.ne.jp/~shinkawa/snowsquare/ )、 亀岳中学校生徒会(http://www.rnac.ne.jp/~kigaku/ )。

全員で記念写真を撮影したあとも、壇上で各自が賞状を手に、笑顔で写真を撮り合う姿が見られた。

大賞受賞者の和歌山県立串本高校商業クラブ代表、Craig Lawson君と指導の先生は、表彰式後に壇上で記念撮影
大賞受賞者の和歌山県立串本高校商業クラブ代表、Craig Lawson君と指導の先生は、表彰式後に壇上で記念撮影

(船木万里)


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