記録的な大雪の翌日。寒い!
東京・秋葉原、大阪・日本橋(にっぽんばし)に次ぐ日本第3の電脳街、名古屋・大須でも“Windows 2000カウントダウンイベント”が開催された。前日は12年ぶりという記録的な降雪に見舞われた名古屋の街。市街地でも10センチ以上の雪が積もり、その雪もまだ解けきらないままこの日、19日を迎えたのだ。“Windows 2000スターティングフェスタ”と銘打たれたこのイベントは大須のパソコンショップ9社が参加する大須PC店会主催で、大須商店街に隣接する万松寺駐車場ビルの1階が会場となった。大須の店舗前。店舗を開いた店は少なく、店舗前にカウンターを設けて販売した |
クルマの街、名古屋らしく、24時間営業の駐車場ビルのワンフロアーとあって、深夜になっても帰りの足はバッチリ。しかも駐車料金は30分で50円と激安だ。駐車場には名古屋や尾張小牧といった県内ナンバーばかりでなく、岐阜や三重といった隣接他県ナンバーのクルマも見掛けられた。
19日午後、8時からがイベントスタートだが、7時すぎのパソコンショップ各店の営業終了に合わせ、人が続々と集まってくる。マイクロソフトをはじめ、協賛各社のブースは、準備万端ですでに店開きしている。とはいえ、さすがにWindows
2000、実際のところ、そうたくさんの人出ではない。
大須の会場内にて。各メーカーのブースが並ぶ |
まして会場はビルとはいえ駐車場なので暖房はなく、事実上、野外と同じ。この寒さの中で4時間待つのは大変だ。来場者はブースをざっと見たら、カウントダウンまでどこかへ時間をつぶしに消えて行く。学生風(含む、自由業風)はもちろん、平日ゆえサラリーマン風も多いが、女性の姿はさすがに少ない。かなり“ムサイ”雰囲気である事は否めない。
福引3人娘。女っ気の少ない会場での華三輪。コンパニオンのきれいどころ |
協賛企業ブースは、アンケートによるくじ引き(マイクロソフト)、スロットマシンゲーム(AMD)など、賞品ゲット型のところに人気が集中。話題の『リストオーディオプレーヤー』を持って来ていたカシオ計算機も人気だった。またアイ・オー・データ機器が行なったPentium-133MHZモデルのパワーアップ実演(Windows
2000を走らせ、ベンチをとった)が、けっこう人気を集めていた。やはり旧モデルでWindows
2000を走らせることは、ここに集まるような人達には興味があるところなのだろう。
AMDのブースではスロットマシンゲームによる抽選会も |
海外旅行も当たった!
プレゼント満載で参加者ホクホク
関係者による鏡割りが行なわれて樽酒がふるまわれる。しかし、それより人気なのは会場のすみで配られている『ホットポー』。ふだん比較的暖かい名古屋としては久々の底冷えだ。8時からはステージイベントが開始され、地元の人気FM局、Zip-FMの人気パーソナリティー・マルコや吉本のタレントが登場して、場を盛り上げる。
ステージイベントの模様。寒さにめげず場を盛り上げる
お祭りには恒例のカブリモノ。MSのカブリモノ嬢の姿も
大型プロジェクターによるWindows 2000のデモンストレーションが行なわれ、いよいよ深夜11時からはプレゼント満載の“ZIPスペシャルタイム”がスタート。そして会場にビンゴカードが配られ、ビンゴの人から順にくじを引いてグアム旅行やPC用品が当たる大抽選会だ。2番目にビンゴになった人が早々にグアム旅行を引き当てたが、それからも続々とMP3プレーヤーなど豪華賞品が当たる。協賛各社がかなり大量に賞品を出していたので、みんなホクホク顔だ。参加者全員にもWindows
2000特製ワイン進呈という大判振る舞いがあった。
そしていよいよカウントダウン。午前零時とともに渡されたクラッカーを鳴らし、盛り上がりは最高潮。その後、参加者は皆、マスコミのカメラの並ぶ中、少し離れた商店街のショップへ急ぐ。地元の大型店グッドウィルやコンプマート、そして、ツクモやOAシステムプラザなど9店舗が店を開いており、グッドウィルなどは、マザーボードなどの特売品を並べていたため行列ができたが、あとは皆、平穏に馴染みの店でWindows
2000を手に入れ、家路へと急いだ。
コンプマートで買う人々。売り場ではこんな感じで、群れなすほどの人はいない
いよいよカウントダウン。クラッカーが打ち鳴らされたカウントダウンの瞬間
主催の大須PC店会とWindows 2000スターティングフェスタ実行委員会によると、当日の延べ来場者数は約5000人、カウントダウンには約2000人が参加した。寒さのため盛り上がりにはいまいち欠けたものの、その分、参加者にはおいしいイベントだった事は間違いない。