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ロボットも登場! 楽しんで学ぶ“エデュテイメントフォーラム2001京都”


2001年4月2日

教育と娯楽を融合させた言葉“エデュテイメント”をテーマにしたイベント“エデュテイメントフォーラム2001京都”(主催:エデュテイメントフォーラム2001京都実行委員会)が、3月29、30日の両日、京都市下京区の京都リサーチパークで開催された。今回で3回目を迎えるこのイベントは、当初、エデュテイメント産業の育成を目的に掲げていたが、回を重ねるごとに総合イベントとしての顔を持つようになっていった。

展示会場
エデュテイメントフォーラム2001京都展示会場の様子

今回は、セミナー、企業展示、親子向け講座、学習現場の事例発表など幅広い内容で構成され、参加者の顔ぶれも多彩であった。また、時代を象徴してテーマにもITという言葉が盛り込まれ、セミナーや事例発表の内容もネットワークセキュリティやe-ラーニング、デジタルリテラシー教育といったものが目立っていた。

セミナー講師らも国内外からさまざまな企業や団体、教育関係者らが講師に招かれ、初日のセミナーでは、宇宙飛行士で現在は日本科学未来館の館長を務める毛利衛氏がTV会議で特別出演。京都市内の高校生らと科学について意見交換を行なった。他にもフィンランドの公立中学校で導入実施されたエンタープライズ(起業)教育の紹介や、タイでのIT普及の現状報告が飛び入りで行なわれるなど、興味深い発表が続いた。

カイサ・イソタロ氏
フィンランド・バーサ市で実施されたエンタープライズ(起業)教育について解説するカイサ・イソタロ氏。行政や地元企業、大学とも連携した統合的な体制づくりが大切とコメント
ショッピングセンターのビジネスモデルについての企画実習
フィンランドでは、生徒達がショッピングセンターのビジネスモデルについての企画実習を行なうときには、ショッピングセンターの中で会議を開いたり、企業側も進んで協力するという

いくつかのエリアに分かれた企業展示コーナーでは、エデュテイメント系ソフトを中心に、教育ツールやゲーム、学校へ導入するネットワークシステムなどが展示されていた。コンピューターを前にした子供たちは、大人顔負けの操作でパソコンを使いこなし、シビアにコンテンツを吟味していた。展示されているソフトの内容は、前回、前々回とそう変わらないが、ビジュアルや操作性のクオリティーは明らかに上がっている。

ただし、あきやすい子供たちを相手に、どこまでパッケージソフトが対応できるのが疑問が残る。ブロードバンド時代に合わせて、インターネットや独自のネットワークを使った教育システムの提案もあり、今後は新しいスタイルでのコンテンツ提供も増えていくだろう。韓国から出展されたソフトはどれもネットワークをベースにしたもので、隣の国ではe-ラーニングが進んでいるというのも気になるところだ。

教育ソフトに熱中する子供たち
展示されている教育ソフトに熱中する子供たち

企業展示の中でも注目を集めていたのが、ATRグループ((株)ATR人間情報通信研究所、(株)ATR音声翻訳通信研究所)が出展したコミュニケーションロボット『ロボビー』だった。ATRでは以前から認知工学をベースに、音声認識やCG、バーチャルリアリティーシステムなどを使った製品研究を進めている。そうした中で誕生したのが、人とのコミュニケーションに機能を絞ったロボット、ロボビーなのである。

『ロボビー』
ATRグループが出展した『ロボビー』(ROBOVIE)

ホンダやソニーが発表している2足歩行ロボットと比べると、ルックスはとてもヒューマンとは言えないが、ちょこまかと動きながらかわいい声で話しかけてくるので、大人たちもついつい相手をしてしまうのだ。会場にはロボビーを目当てにやって来たという子供たちもいて、本物のロボットを目の前にして大はしゃぎだった。他にもネットワークを通じてやりとりができる介護ロボットや、すでに発売されているロボットおもちゃも多数展示されていたが、いずれも子供たちだけでなく、大人たちからも人気を集めていた。

子供と“会話”する『ロボビー』
子供と“会話”する『ロボビー』

e-ラーニングのかけ声によって、エデュテイメント市場は学校だけでなく、生涯教育やビジネス教育といった方面へも大きく広がりを見せている。そうした状況を受けて、来年のエデュテイメントフォーラムがどのようなイベントになるのか、今から気になるところである。

(野々下裕子)


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「汎用連想計算エンジン(GETA)」は、情報処理振興事業協会(IPA)が実施した「独創的情報技術育成事業」の研究成果です。



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