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任天堂、『ニンテンドー ゲームキューブ』発表会を開催


2001年8月23日

9月14日発売で価格は2万5000円、11月には新色も

任天堂(株)は23日、9月14日に発売する家庭用TVゲーム機『ニンテンドー ゲームキューブ(NINTENDO GAMECUBE)』(以下GC)の発表会“the Nintendo difference”を東京ビッグサイトで開催した。

GCとコントローラー
9月14日に発売となるTVゲーム機『ニンテンドー ゲームキューブ』本体(写真上)とコントローラー(写真下)。ゲーム機本体は斬新な立方体デザイン。価格は2万5000円

GCの価格は2万5000円。国内初回出荷数は50万台で、年内には計140万台を出荷し、国内外を合わせて2002年3月末までに400万台を出荷する見込み。なお、9月14日に発売されるGCは本体カラーがバイオレットだが、11月にはオレンジとブラックのGCも発売されるという。

パッケージ
GC本体パッケージ(写真左)と、GC用ソフトのパッケージ(写真右)。ソフトは本体と当時発売の『ルイージマンション』(左)と『ウェーブレース ブルーストーム』(右)
新色GC
9月14日発売のGC“バイオレットカラー”モデルと、11月発売の“ブラック”モデル、“オレンジ”モデル。右端のコントローラーは11月発売の“バイオレット&クリア”モデルで、表側はバイオレット、裏側はトランスルーセントとなっている
コントローラー裏側
“バイオレット&クリア”コントローラーの裏側

GCは任天堂が新しい遊びのスタイルを創出するべく開発したTVゲーム機。ゲーム機のスペック数値をただ高めるのではなく、ゲーム開発に必要な機能のみを組み込み、不必要な要素を省くことで、高性能でバランスのよいゲーム機を実現したという。また既存ゲーム機『NINTENDO64』用のソフト開発が困難であったことを反省し、GCの開発環境は、ソフト開発を行なう上での問題点を除いて設計したとしている。

さらに注目すべきなのは、既存の携帯型ゲーム機『ゲームボーイアドバンス』(以下、GBA)をGCに接続できること。専用ケーブル『ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル』(12月発売/1400円)を利用してGBAをGCに接続することで、GBAを液晶画面付きパーソナルコントローラーとして利用できる。

GBAケーブル
GCとGBAを接続できる『ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル』

例えば、複数人で麻雀ゲームを行なう場合、TV画面には捨て牌などの場が表示され、自分の手牌はそれぞれのGBA画面で確認できるという。また、GBA本体を傾けるとその傾き具合によって画面上の主人公が転がる“動きセンサー”を内蔵したカートリッジをGBAに装着し、GCに接続すると、GBA本体を傾けることでゲーム画面の主人公をコントロールできる。

さらにコントローラーとして利用できるだけでなく、例えばGCのゲーム画面上で主人公がコース上の穴に落ちると、今度はGBAの画面に主人公が降ってきて別のコースでプレイできるといった連動も可能。

また、GCで育てたキャラクターをGBAに転送し、外出先でGBA上でキャラクターを成長させて、再びGCでプレイするといったことや、GBA上にキャラクターやアイテムを転送し友人宅のGCに接続して友人のゲーム世界と交流する、データを交換するなど、これまでにない新しい遊びが可能となる。

任天堂の浅田篤取締役副社長は、「現在ゲーム市場は、ハードは売れるがソフトは売れない状況が続いており、好調に推移しているとは言えない。市場規模は1兆円を超えるが、実はハードの売上が増えただけでソフトの売上は年々減少している。この状況を打開するためにGCを開発した」

「ゲームが複雑化し、気軽に楽しめるものではなくなってきている。新しい遊びが創出されないことに問題を感じる。驚きに慣れてしまったプレイヤーに対し、新しい遊び、驚きを提供するための性能を持ち合わせているのがGCだ」と語った。

浅田副社長
GCを手に語る任天堂浅田副社長「GCは世界最高のTVゲーム機」

(編集部 桑本美鈴)


本体同時発売を含むGC用タイトルを紹介

発表会場では、9月14日以降、年内に発売されるGC用ソフトも紹介された。任天堂の宮本茂取締役情報開発本部長は、人気シリーズ『マリオ』と『ゼルダ』の新作について説明、現在開発中という短い映像が公開された。

マリオの新作『マリオサンシャイン(仮)』は、マリオが夏の日差しの中を走り回るもの。一方のゼルダの新作『ゼルダの伝説GC(仮)』は、リンクが大幅にイメージチェンジ、アニメ調で子供っぽい等身になっている。このリンクの映像に、場内の報道関係者は一斉にどよめき、映像終了後には拍手が沸き起こった。

宮本氏は、「マリオの新作『マリオサンシャイン(仮)』は2002年夏に発売する。壁キックもパワーアップしている。現在スタッフがのびのびと作っている」

「一方ゼルダの新作『ゼルダの伝説GC(仮)』は2002年のクリスマスごろに発売する。今回キャラクターデザインを変えた。これまでゼルダのキャラクターは子供っぽい等身から次第に大人の等身に変化していったが、この大人にしていく過程で違和感を感じた。そこでもっと個性的にすることにした。結果がこれだ。ゲームの詳細については来年に発表する。これらは2002年中に必ず発売する」と語った。

宮本氏
“動きセンサー”を内蔵したカートリッジを装着し、さらに『ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル』を接続したGBAを手にする宮本氏

また宮本氏は、GCとGBAの連動による新しい遊びについても説明した。「『コロコロカービィ』は、GBA本体の傾きを利用して、カービィを画面上で転がしてプレイする。GCゲーム画面でコース上の穴にカービィが落ちると、GBA画面の別コースにカービィが降ってきて続きをプレイできるというように、GCとGBAを連動させて遊ぶことが可能だ」

連動デモ画面1
GCとGBAのゲーム連動デモ。写真上がGCのゲーム画面、写真下がGBAの画面
連動デモ画面2
ゲームスタート時、カービィはGCの画面上で進んでいる
連動デモ画面3
GC画面上でコースから落ちたカービィは、今度はGBA画面上に降ってくる。今度はGB画面上で操作することになる

「『どうぶつの森+』もGBAに対応している。GC画面で船に乗ると、GBA用の離れ小島に行けるようになっており、GBA画面で島でのプレイが可能。また、“仕立て屋”機能が追加されており、自分でオリジナルの服やカーテンを作れるのだが、デザインデータをGBAに転送すると、GBA画面上でもデザインできる」と、GBA対応ソフトの遊びかたについて紹介した。

どうぶつの森プラス
GBAにも対応するGC用タイトル『どうぶつの森+』。こちらはGCの画面 (C) 2001 Nintendo
どうぶつの森プラスGBA
『どうぶつの森+』で、GCとGBAを接続/連動させた際の、GBA側に表示されるゲーム画面 (C) 2001 Nintendo
本日発表されたGC用ソフトの発売スケジュールは以下の通り。

  • 『ルイージマンション』:9月14日発売、6800円、任天堂
  • 『ウェーブレース ブルーストーム』:9月14日発売、6800円、任天堂
  • 『SUPER MONKEY BALL』:9月14日発売、5800円、セガ
  • 『ピクミン』:10月26日発売、6800円、任天堂
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』:11月21日発売、6800円、任天堂
  • 『FIFA2002 Road to FIFA WORLD CUP』:今秋発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
  • 『SSX TRICKY(仮)』:今秋発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
  • 『どうぶつの森+』:12月14日発売、6800円、任天堂
  • 『エターナルダークネス 招かれた13人』:12月発売、6800円、任天堂
  • 『ユニバーサルスタジオ・ジャパン』:12月発売、価格未定、ケムコ
  • 『STAR WARS ROGUE LEADER: ROGUE SQUADRON II(仮)』:今冬発売、6800円、エレクトロニック・アーツ・スクウェア
  • 『スターフォックスアドベンチャー ダイナソープラネット』:2002年2月発売、価格未定、任天堂
  • 『動物番長』:2002年3月発売、価格未定、任天堂
  • 『バットマン ダークトゥモロー』:2002年3月下旬発売、価格未定、ケムコ
  • 『VIRTUA STRIKER 3 ver.2002(仮)』:2002年早春発売、価格未定、セガ
  • 『マリオサンシャイン(仮)』:2002年夏発売、価格未定、任天堂
  • 『ゼルダの伝説GC(仮)』:2002年末発売、価格未定、任天堂
  • 『メトロイドプライム(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
  • 『ディズニーズ ミッキー(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
  • 『1080'GC(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
  • 『ドンキーコングレーシング(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
  • 『新・巨人のドシン1(仮)』:発売日未定、価格未定、任天堂
  • 『PHANTASY STAR ONLINE(仮)』:発売日未定、価格未定、セガ
  • 『ソニックアドベンチャー2(仮)』:発売日未定、価格未定、セガ
  • 『ボンバーマンジェネレーション』:発売日未定、価格未定、ハドソン
  • 『RUNE(仮)』:発売日未定、6800円、フロム・ソフトウェア
  • 『ソウルキャリバー2』:発売日未定、価格未定、ナムコ

ルイージ
『ルイージマンション』:ライト技術を生かした光と影の世界を堪能できる。ルイージが怖がる様子を、画面と共に手元のコントローラーの振動を通じて実感できる (C) 2001 Nintendo
ウェーブレース
『ウェーブレース ブルーストーム』:水や波を表現するにあたっては映像面/物理面から作り込んだという。目の前に本物の水があるような体験が可能。波を走り抜ける感覚はコントローラーの振動によって伝わってくる (C) 1996-2001 Nintendo
スマブラ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』:任天堂の人気キャラクターが駆け回るアクションゲーム。コントローラーの2ボタンと1スティックだけでさまざまな技を繰り出せる                (C) Nintendo / HAL Laboratory,Inc.                 Charactor (C) Nintendo / HAL Laboratory,Inc. / Creatures Inc. / GAME FREAK Inc. / APE Inc.
エターナル
『エターナルダークネス 招かれた13人』:人類の歴史に添って、数千年の時代を旅するゲーム。プレイヤーは各時代のさまざまな人物となって時代を体験できる (C) 2001 Nintendo. Game developed by Sillicon Knights Inc.
ピクミン
『ピクミン』:画面上にたくさんいる赤や青、黄色の不思議な形のモノが“ピクミン”。主人公に常に追従し、指示に従って動き回る (C) 2001 Nintendo
PSO
『PHANTASY STAR ONLINE(仮)』:ドリームキャスト版PSO Ver.2の世界を再現したネットワークRPG。オフライン時で4人同時プレイが可能 (C) SONICTEAM / SEGA, 2000, 2001
ソニック
『ソニックアドベンチャー2』:おなじみのキャラクター“ソニック・テイルス・ナックルズ”でプレイできる“HEROサイド”と、“Dr.エッグマン”や“シャドウ・ザ・ヘッジホッグ”などが登場する“DARKサイド”の2面から楽しめる Original Game (C) SEGA           (C) SONICTEAM / SEGA, 2001

(編集部 桑本美鈴)


新ポケモンカードも登場

任天堂は、オリンパス光学工業(株)との技術提携により開発した、紙製のカードにプログラムやデータを格納する『カードe』、およびGBAでカードeのデータを読み込める『カードeリーダー』についても紹介した。

年内に発売されるポケモンカードの最新シリーズ『ポケモンカード★e』は、このカードeに対応しており、GBAを利用してさまざまな遊びかたができるようになっている。

ポケモンカードe
『ポケモンカード★e』と、『カードeリーダー』を装着したGBA
リーダー
カードを滑らせるようにして読み込ませる

プレイヤーは、ポケモンカードeに格納されているポケモンデータをGBA画面で確認できる。基本データはカード自体にも文字で記載されているが、格納データには、戦術の組み立てやチュートリアルなど、より詳細な情報が収録されているため、GBAで読み込むことでポケモンカードをより深く楽しめる。

また、ポケモンたちのショートムービーやミニゲームも用意されている。さらに、別々のポケモンカード2枚を続けて読み込むと、ポケモン同士の対戦ゲームができる種類のカードもあるという。

GCスペックおよび周辺機器一覧

GCのスペックは以下の通り。

  • MPU:IBM Power PC“Gekko”(0.18μm銅配線技術、動作周波数485MHz)
  • システムLSI:“Flipper”(0.18μmNEC DRAM混載、動作周波数162MHz)
  • 浮動小数点演算システム性能:10.5GFLOPS(MPU、Geometry Engine、HW Lighting総計)
  • システムメモリー:メインメモリー“Splash”(24MB、持続レイテンシー性能約10ns(1T-SRAM))、A-メモリー16MB(81MHzDRAM)、総計40MB
  • メディア:松下電器産業光ディスクテクノロジーによる直径8cmディスク(容量約1.5GB)
  • 本体サイズ:幅150×奥行き161×高さ110mm

周辺機器は以下の通り。

  • 『ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ』:9月14日発売、2500円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ S端子ケーブル』:9月14日発売、2500円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ モノラルAVケーブル』:9月14日発売、1200円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ ステレオAVケーブル』:9月14日発売、1500円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ D端子ビデオケーブル』:9月14日発売、3500円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ コンポーネントビデオケーブル』:9月14日発売、3500円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ メモリーカード 59』:9月14日発売、1400円、プレイ中のゲーム内容(データ)を、最大59ブロックまで保存できる
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ ACアダプタ』:9月14日発売、3000円
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ ワイヤレスレシーバー』&『ニンテンドー ゲームキューブ ワイヤレスコントローラウェーブバード』:発売日未定、価格未定、ワイヤレスのコントローラーとレシーバーのセット、RF方式を採用し、通信距離は約10m
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ SD-メモリーカードアダプタ』:発売日未定、価格未定、SDメモリーカード(64MB)に対応したアダプター
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ モデムアダプタ』:発売日未定、価格未定、56kbpsモデム(V.90対応)
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ ブロードバンドアダプタ』:発売日未定、価格未定、広帯域ネットワーク接続機器
  • 『ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル』:12月発売、1400円

ゲームディスク
GC用ゲームディスク
メモリーカード
ゲームデータを保存するための『メモリーカード 59』
モデムアダプタ
56kbpsの『モデムアダプタ』(左)と、広帯域ネットワーク用『ブロードバンドアダプタ』(右)
ウェーブバード
ワイヤレスコントローラー『ウェーブバード』
ワイヤレスレシーバー
ウェーブバード用のワイヤレスレシーバー
SDカードアダプタ
『SD-メモリーカードアダプタ』

なお任天堂は、一般ユーザーがGCを体験できる世界初のイベントとして、“ニンテンドースペースワールド 2001”を明日24日より幕張メッセで開催する。24日は関係者のみの特別招待日で、一般ユーザー日は25日と26日。入場料は無料。

(編集部 桑本美鈴)




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