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ドコモAOL、子供たちの安全なインターネット利用を促進する“インターネット安全キャンペーン”を開始

2001年11月07日 21時33分更新

文● 編集部 中西祥智

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(株)ドコモ・エーオーエルは7日、都内で記者発表会を開催し、同月から2002年4月までの6ヵ月間、子供たちの安全なインターネット利用を促進する“インターネット安全キャンペーン”を行なうと発表した。

“インターネットを安全に使うための6つの約束”のうちの1つ
“インターネットを安全に使うための6つの約束”のうちの1つ

インターネット安全キャンペーンで、ドコモAOLは“インターネットを安全に使うための6つの約束”を提唱する。

インターネットを安全に使うための6つの約束

  1. インターネットで知り合った人に、自分の名前、住所、電話番号、学校の名前を、絶対に教えないこと。
  2. 自分のパスワードは、お父さんやお母さん以外、だれにも教えないこと。ともだちにだってダメだ。
  3. インターネットで知り合った人とは、お父さんやお母さんがいっしょでなければ、合ったりしないこと。
  4. インターネットで、いじめや悪い言葉を見つけたら、すぐにお父さんやお母さん、先生に知らせること。
  5. 知らない人からきたメールやファイルは、ぜったいに開かないで、お父さんやお母さん、先生にそうだんすること。
  6. チャット(おしゃべり)やメッセージボード(掲示板)で、悪口を言われたら、すぐにそこから出ること。そしてお父さんやお母さん、先生に知らせること。
“インターネットを安全に使うための6つの約束”“インターネットを安全に使うための6つの約束”

そして、24日より札幌から那覇までの全国12都市で、“AOL親子で楽しむインターネットセミナー”を開催し、『AOLインターネット安全キット』を配布する。“AOL親子で楽しむインターネットセミナー”は、子供とその保護者に、インターネットを安心して利用するための情報や、その課題について解説する。料金は無料で、定員は各会場とも先着45名まで、事前にハガキで申し込む必要がある。

配布する『AOLインターネット安全キット』は、“インターネットを安全に使うための6つの約束”を記載した定規やマウスパッド、冊子とビデオテープのセット。ビデオテープには、スカイパーフェクTVのアニメ専用チャンネル“カートゥーン ネットワーク”に登場するキャラクターが、“インターネットを安全に使うための6つの約束”を子供向けに説明するプログラム『これはまもってネット』を収録している。『AOLインターネット安全キット』は、セミナー参加者および学校関係者に広く配布するほか、メールまたはハガキで申し込んだ希望者に送付する。

『AOLインターネット安全キット』
『AOLインターネット安全キット』のマウスパッドと定規と冊子。このほかにビデオテープが1本付属する

米アメリカ・オンライン社AOL International部門のアジア担当バイスプレジデント、ブレット・ウェイン氏によると、米AOLの調査では80%の親が、学校でインターネットについて教育することが重要だと考えている。しかし、同時に60%の親達は、子供のインターネットの利用に不安を感じている。そして、80%以上の親はAOLに対してアクセスコントロールの強化を望んでいるという。

AOL International部門アジア担当バイスプレジデントのブレット・ウェイン氏
AOL International部門アジア担当バイスプレジデントのブレット・ウェイン氏

ウェイン氏によると「AOLの将来ビジョンにおいて、子供の安全なインターネット利用は重要」であるため、今回のキャンペーンを行なうことにしたという。また、ドコモAOLの中村稔代表取締役社長は、今回この時期に“インターネット安全キャンペーン”を始めたのは、文部科学省が2002年に新しい学習指導要領を実施し、インターネットを教育に積極的に取り込むことを表明しており、それを見越したためだとしている。

中村稔代表取締役社長
中村稔代表取締役社長

なお、ドコモAOLのインターネット接続サービスでは、子供向けのアクセスコントロールを設定できる。アカウントごとに7個の“スクリーンネーム”を登録することが可能で、そのスクリーンネームのアクセス権限を“キッズ(12歳以下)”あるいは“ティーンズ(13~18歳)”に設定すると、“キッズ”では推奨ホームページ以外は閲覧できず、またドコモAOLの提供する“こどもひろば”以外でのチャット機能は利用できなくなる。“ティーンズ”の場合は、“キッズ”では利用できなかったインスタントメッセージ機能が利用できるが、不適切とされるホームページの閲覧はできない。

同社では、『AOLインターネット安全キット』の配布数には特に上限を設けておらず、予算の許す限り、できるだけ多くの人々に広めたいとしている。

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