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ACCS、ファイル交換ソフト『WinMx』で刑事摘発と発表

2001年11月28日 23時11分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会は28日、インターネット経由でユーザー同士がパソコンのデータを共有できる“ファイル交換ソフト”を利用して、著作権者に無断でビジネスソフトなどを不特定のインターネットユーザーが利用できる状態にしたとして、東京都杉並区の大学生Aと埼玉県さいたま市の専門学校生Bが刑事摘発されたと発表した。京都府警ハイテク犯罪対策室と山科署、五条署が家宅捜索を行ない、2人を逮捕したという。

Aは、自宅のパソコンにインストールしたファイル交換ソフト『WinMx』を利用してアドビシステムズのフォトレタッチソフト『Adobe Photoshop 6.0 日本語版』、ジャストシステムのワープロソフト『一太郎』、マイクロソフトのアプリケーション開発ソフト『Microsoft Visual C++ for Windows Version 6.0 Standard Edition』などを不特定のインターネットユーザーが利用できるようにしたほか、ユーザーネームを頻繁に変更していたとしている。これにより著作権者の公衆送信権(送信可能化権)を侵害した疑いが持たれているという。Bも同様に『Adobe Photoshop 6.0 日本語版』などのビジネスソフトやMP3型式の音楽ファイルをインターネットユーザーが利用できるようにしていたという。

現時点では第三者が実際どのように利用したかについては公表されていない。なお、著作権者の公衆送信権(送信可能化権)の侵害をファイル交換ソフトに適用する著作権法を持つのは日本とオーストラリアのみという。

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