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省エネルギーセンター、“省エネ大賞”を発表――資源エネルギー庁長官賞に“Colorio”シリーズ

2002年01月25日 20時23分更新

文● 編集部

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(財)省エネルギーセンターは25日、平成13年度(2001年度)の“省エネ大賞(省エネルギー機器・システム表彰)”の結果を発表した。省エネ大賞は1990年度から行なわれている表彰制度で、省エネルギーを推進するために、省エネルギー性、省資源性を持ち、環境改善などに貢献できる民生用エネルギー利用機器などを公募し、優れたものを表彰するもの。省資源性、独創性、商品性、環境改善性や安全性も考慮する。第12回となる今回、経済産業大臣賞5件、資源エネルギー庁長官賞5件、省エネルギーセンター会長賞12件が決定した。パソコン関連では、半導体、プリンター、デジタル複合機が受賞している。

“経済産業大臣賞”は、松下電器産業(株)の半導体『待機時省エネ3端子IPD(インテリジェント・パワー・デバイス)』が受賞した。従来製品より部品点数を90%削減し、チップを30%小型化したのが特徴で、電気機器の待機時消費電力を大幅に削減できるのが特徴。電源アダプターなどへ利用できるという。

『PM-950C』
『PM-950C』

“資源エネルギー庁長官賞”は、セイコーエプソン(株)のインクジェットプリンター“Colorio(カラリオ)シリーズ”の『PM-950C』と『PM-3500C』が受賞した。電源起動回路の改良、低電力モードへの移行時間の短縮、電源回路の間歇駆動制御などの技術導入により実使用状態での消費電力量を大幅に削減したという。電源オフ時(一般家電でいう待機時)の消費電力は自社比で3分の1、他社比で6分の1から10分の1で、1日当たりの総合消費電力も自社比で2分の1、他社比で4割減となっている。

そのほか、“省エネルギーセンター会長賞”には、(株)リコーのデジタル複合機『imagio Neo 220/270 シリーズ』、富士ゼロックス(株)の高速デジタル複写機・複合機『DocuCentre 507/607/707シリーズ』、キヤノン(株)のデジタル複合機『imageRunner iR3300』が選ばれている。

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