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【CeBIT 2002 Vol.6】ソニー・エリクソン、PDA機能搭載のGSM/GPRS端末『P800』を展示

2002年03月18日 00時41分更新

文● 編集部 田口敏之

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開催中の“CeBIT 2002”では、携帯電話やPDAなどが注目を集めているが、その両方の機能を持った端末も少なくない。英ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ社は、5日に発表したPDAとデジタルカメラ機能を持つGSM/GPRS対応携帯電話『P800』の実機を展示していた。

『P800』。実際に見るとかなり小さい
『P800』。実際に見るとかなり小さい

P800は、900/1800/1900MHzの3つの周波数に対応するGSM携帯電話。テンキー/フリップ部分を開くと4096色表示が可能な、208×320ドットのタッチパネルスクリーンが現われ、PDAとしての機能が利用可能となる。本体の背面にはカメラを備えており、解像度640×480ドットまでの画像を撮影可能。Bluetooth機能も備える。撮影した画像は、MMS(Multimedia Messeging Service)を利用し、電子メールに添付してパソコンや、ほかの端末に送信できる。メールには画像のほか、音声や動画なども添付できる。さらにメディアプレーヤー機能を備え、動画の再生も行える。OSには、英シンビアン社の『Symbian OS 7.0』を採用した。ウェブブラウザーは、ソニー・エリクソンが独自開発したものを搭載している。

背面のカメラ。側面にあるのは、ソニー製品ではおなじみの“ジョグダイヤル”
背面のカメラ。側面にあるのは、ソニー製品ではおなじみの“ジョグダイヤル

本体サイズは幅57×奥行き27×高さ117mmで、重さは158g。本体の記憶容量は32MBで、うち12MBをユーザーの領域として利用できる。最大通話時間は13時間で、最大待ち受け時間は400時間となっている。出荷時期は2002年の第3四半期を予定している。中国語圏向けに漢字表示に対応したP802/P800cも出荷予定という。

『Z700』。2色のカラーを用意しており、手前がブラックで奥がホワイト
『Z700』。2色のカラーを用意しており、手前がブラックで奥がホワイト
Bluetooth搭載のヘッドセットを使って通話可能な『T68i』Bluetooth搭載のヘッドセットを使って通話可能な『T68i』
GPRSに対応する、PCカード型の携帯電話『GC75』。下の棒のようなものはアンテナで、本体に差し込んで用する
GPRSに対応する、PCカード型の携帯電話『GC75』。下の棒のようなものはアンテナで、本体に差し込んで利用する。データ通信速度は最大57.6kbpsで、6月に出荷予定

このほか同社は、Javaに対応してさまざまなゲームで遊ぶことができ、また和音着信メロディー演奏機能を持つGSM携帯電話『Z700』や、Bluetooth搭載のヘッドセットをオプションで用意し、3バンドのGSMに対応する小型の携帯電話『T68i』、またGPRSに対応するPCカード型の携帯電話『GC75』を展示していた。また、ノルウェーのアノト社が開発したBluetooth搭載ペンの実際に稼働している製品を展示していた。

ノルウェーのアノト社が開発した、Bluetoothを搭載したペンと専用の用紙。ペンで専用紙をチェックするだけで、書いたデータの送受信や、メールのやりとりが可能となる
ノルウェーのアノト社が開発した、Bluetoothを搭載したペンと専用の用紙。ペンで専用紙をチェックするだけで、書いたデータの送受信や、メールのやりとりが可能となる

ブースのスタッフにiモード端末はないのかと尋ねてみたが「今回はない。数年先になるよ」という答えが返ってきた。

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