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NTT-X、“goo.co.jp”ドメイン名使用権確認請求訴訟で勝訴

2002年04月27日 02時03分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ エックスは26日、(有)ポップコーンによる“goo.co.jp”ドメイン名の使用権確認請求訴訟に対して、東京地方裁判所が原告の請求を棄却する判決を下したと発表した。

これは、2001年2月5日に工業所有権仲裁センターが、“goo.co.jp”のドメイン名をNTT-Xに移転することを命じる裁定を出したことに対して、ポップコーンがドメイン名を先に登録していたとして訴訟を起こしていたもの。東京地方裁判所民事第47部(森義之裁判長)は、同日付けで、原告の請求を棄却した。

理由は、“goo.ne.jp”が遅くとも1997年8月にはインターネットユーザーの間でよく知られていたこと、それ以降に誤認や混同、入力ミスをしたインターネットユーザーの多くをほかのサイト(18禁)に誘導して利益を得る目的で“goo.co.jp”を転送サイトにしたこと、ポップコーンのサイトは“goo.co.jp”や“goo”の名称で一般には認識されていないこと、の3点を挙げた。

NTT-Xは、判決について、「ドメイン名を先に登録していたとしても、その利用方法が不正である場合には当該ドメイン名の利用は認められないという判断がなされたものであり、インターネットの健全の発展に資する正しい判決だと思います」とコメントしている。
なお、ポップコーンは“goo.co.jp”を登録したのは1996年8月で、NTT-Xが“goo.ne.jp”を登録したのが翌年の1997年2月、プレスリリースを3月に出したことを指摘していた。

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